

若おかみは小学生!
子ども向けだと思って侮ると、確実に泣かされます。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- 高坂希太郎
- 原作
- 令丈ヒロ子の児童文学
- 声の出演
- 小林星蘭、水樹奈々、松田颯水
- 製作国
- 日本
- 公開
- 2018年
- 上映時間
- 94分
あらすじ(ネタバレなし)
小学6年生のおっこは、交通事故で両親を失います。祖母が営む温泉旅館「春の屋」に引き取られました。
旅館には、この土地に居ついた幽霊の少年ウリ坊が見えます。彼に励まされ、おっこは若おかみとして働き始めました。
訪れる客はそれぞれ事情を抱えています。彼らをもてなすうち、おっこは自分が何から目を逸らしていたのかに気づいていきます。
ここが見どころ
喪失の扱い
両親の死は、明るい日常の裏に置かれ続けます。忘れているのではなく、直視できていないという状態が丁寧です。
終盤の客
ある人物が旅館を訪れます。この場面が本作の頂点で、児童向けの範囲を超えた重さがあります。
作画
料理、湯気、動きのある表情。丁寧に作られたアニメーションです。
この映画について:両親を失った少女が、旅館の若おかみになる。
見た目は完全に児童向けです。しかし扱われているのは、両親の死をどう受け入れるかという主題です。
うまいのは、それを直接描かないことです。おっこは明るく働き続け、悲しむ場面がほとんどありません。それが逆に、直視できていないことを示します。
終盤、ある客が訪れる場面があります。ここで彼女は、避けてきたものと向き合わされる。この10分ほどが圧倒的です。
公開時は上映規模が小さく、口コミで評価が広がりました。大人こそ観るべき作品だと思います。
この作品の良さ
- 喪失を直接描かない構成
- 終盤の客の場面
- 丁寧なアニメーション
- 児童向けの体裁で重い主題を扱った点
当サイトの評価
両親を失った少女が、旅館の若おかみになる。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.0 |
| 映像美 | 4.0 |
| 音楽 | 3.9 |
| 演技 | 4.0 |
| 余韻 | 4.2 |
世間ではどう評価されているか
- 上映時間
- 94 分
- 原作
- 令丈ヒロ子 の児童文学
- 公開
- 2018 年
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
公開時の上映規模は小さかったものの、口コミで評価が広がり、各種の映画賞を受賞しました。
両親の死を扱っており、児童向けの体裁ながら重い内容を含みます。
こんな人におすすめ
- 子ども向けと侮らずに観られる人
- 喪失を扱った作品に関心がある人
- 丁寧な作画のアニメを探している人
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