トイ・ストーリー2(1999年・洋画)のイメージ
洋画1999年アニメ1990年代アメリカ

トイ・ストーリー2

当初はビデオ用の短編として企画されていた作品です。それがこうなりました。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
ジョン・ラセター
製作
ピクサー・アニメーション・スタジオ
音楽
ランディ・ニューマン
製作国
アメリカ
公開
1999年
備考
当初はビデオ用作品として企画された

あらすじ(ネタバレなし)

ウッディは、腕がほつれたことでカウボーイキャンプに連れて行ってもらえませんでした。落ち込む彼は、庭のガレージセールで売られそうになった仲間を助けに出ます。

そこを、おもちゃ収集家のアルに目撃されます。ウッディは盗まれ、アルの部屋へ連れ去られました。彼は、かつての人気番組の主人公人形であり、コレクションの最後の一体だったのです。

そこで出会ったのが、カウガールのジェシーと、馬のブルズアイ、そして採掘者のプロスペクター。彼らと博物館へ行けば永遠に大切にされる——ウッディは、アンディのもとへ帰るかどうかで揺れ始めます。

ここが見どころ

ジェシーの回想

「When She Loved Me」に乗せて、かつての持ち主に捨てられた過去が語られます。この2分半が、シリーズ全体の主題を決めました。愛されることには終わりがある、という残酷さです。

「永遠に残るか、愛されて壊れるか」

博物館で保存されるか、子どもに遊ばれてすり減るか。おもちゃにとっての幸福とは何かを、選択として提示したのが本作の骨格です。

冒頭のゲーム世界

バズのビデオゲーム風の場面から始まる導入。当時のCG技術の見せ場でありながら、後の展開への伏線にもなっています。

この映画について:おもちゃにとって、持ち主が大きくなるとはどういうことか。

続編が1作目を超える例は稀ですが、本作はその一つとされます。理由は明確で、1作目が「おもちゃ同士の関係」を描いたのに対し、本作は「持ち主との関係の終わり」を描いたからです。主題が一段深くなっている。

ジェシーの回想は、子ども向け作品の中で最も残酷な数分間の一つでしょう。捨てられる側の視点を、逃げずに描いている。この場面があるから、シリーズの残り3作すべてが成立します。

娯楽としてのテンポも良く、脱出劇としての構成に無駄がありません。92分という尺も適切です。

制作の裏側では、データの消失事故や全面的な作り直しなど、危機が続いたことが知られています。それでこの完成度なのは驚きです。

この作品の良さ

  • ジェシーの回想が定めたシリーズの主題
  • 「保存」と「愛されて壊れる」の対立
  • 脱出劇としての構成の無駄のなさ
  • 1作目から一段深まった主題設定

当サイトの評価

4.5/5.0

おもちゃにとって、持ち主が大きくなるとはどういうことか。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.6
映像美4.3
音楽4.4
演技4.4
余韻4.6

世間ではどう評価されているか

米アカデミー賞
歌曲賞 ノミネート
シリーズ
第2作
公開
1999

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

第72回アカデミー賞で歌曲賞(「When She Loved Me」)にノミネートされました。

当初はビデオ用の作品として企画されましたが、劇場公開作へ格上げされ、続編が1作目を超えた例として語られます。当サイトでは『トイ・ストーリー』『3』『4』『5』も収録しています。

こんな人におすすめ

  • 1作目『トイ・ストーリー』を観た人
  • シリーズを順番に観たい人
  • 続編の作り方に興味がある人

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