翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜(2023年・邦画)のイメージ
邦画2023年コメディ2020年代日本

翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜

一作目の衝撃はないものの、やっていることの徹底ぶりは変わりません。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
武内英樹
原作
魔夜峰央『翔んで埼玉』
出演
二階堂ふみ、GACKT、杏、片岡愛之助
製作国
日本
公開
2023年
興行収入
23.7億円

あらすじ(ネタバレなし)

埼玉解放を成し遂げた麻実麗と壇ノ浦百美。二人は次の目標として、海のない埼玉に「海を作る」という計画を立てます。

必要なのは白い砂。そのために和歌山県の砂を求めて西へ向かった二人は、関西の複雑な地域構造に巻き込まれます。

大阪が君臨し、京都が権威を持ち、滋賀県が虐げられている。琵琶湖という切り札を持つ滋賀の反乱に、二人は関わっていくことになります。

ここが見どころ

関西の力関係

大阪、京都、神戸、滋賀、和歌山。関東編と同じ方法で、関西の内部構造を茶化しています。ネタの精度は高い。

琵琶湖という切り札

「水を止める」という滋賀県の伝統的な自虐ネタが、そのまま物語の武器になります。この着眼は面白い。

様式の維持

大げさな見得、過剰な音楽、様式的な台詞。前作の作法を一切崩していません。

この映画について:今度は関西。滋賀県が立ち上がる。

続編の宿命として、設定の驚きがなくなっています。前作は「埼玉が差別されている」という発想自体が新鮮でしたが、今回は同じ手法の適用です。

とはいえ、関西の地域構造は関東より複雑で、ネタの層は厚い。大阪と京都の関係、神戸の立ち位置など、当事者ほど笑える細部が詰まっています。

武内英樹の演出は相変わらず徹底しており、美術も衣装も本気です。この落差が笑いの源であることは変わりません。

前作を観ていることが前提の作りです。また、関西の地域事情をある程度知らないと、笑いどころが分かりにくい部分もあります。

この作品の良さ

  • 関西の内部構造を茶化すネタの精度
  • 琵琶湖を武器にした発想
  • 前作の様式を崩さない徹底
  • 美術と衣装に手を抜かない構造

当サイトの評価

3.7/5.0

今度は関西。滋賀県が立ち上がる。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.8
映像美3.7
音楽3.7
演技3.8
余韻3.5

世間ではどう評価されているか

興行収入
23.7 億円
前作
2019 年『翔んで埼玉』
公開
2023

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

2019年『翔んで埼玉』の続編で、舞台を関西に移しています。興行収入23.7億円。

関東編と同じ手法で関西の地域構造を扱った作品です。当サイトでは前作も収録しています。

こんな人におすすめ

  • 前作を観た人
  • 関西の地域事情を知っている人
  • バカバカしい映画を楽しめる人

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