スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983年・洋画)のイメージ
洋画1983年SF1980年代アメリカ

スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還

評価としては『帝国の逆襲』に一歩譲る作品です。それでも、畳み方については立派だと思っています。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
リチャード・マーカンド
脚本
ローレンス・カスダン、ジョージ・ルーカス
出演
マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー、イアン・マクダーミド
音楽
ジョン・ウィリアムズ
製作国
アメリカ
公開
1983年

あらすじ(ネタバレなし)

炭素冷凍されたハン・ソロを救出するため、ルークたちは砂の惑星タトゥイーンにある犯罪組織の根城へ向かいます。ルークはすでに、以前とは別人のような落ち着きを身につけていました。

一方、帝国は新たなデス・ステーションの建造を進めていました。反乱同盟軍は、その防御シールドを発生させている森の月エンドアの施設を破壊する作戦を立てます。

地上、宇宙、そして皇帝のいる玉座の間。三つの戦いが同時に進行する中、ルークは父と呼ばれることになった人物と向き合うことになります。

ここが見どころ

三重のクライマックス

地上戦・宇宙戦・父子の対峙を並行して見せます。三つの異なる規模の戦いを交互に切り替える編集は、以後の娯楽映画に大きな影響を与えました。

皇帝という存在

イアン・マクダーミド演じる皇帝が、シリーズ最大の悪として登場します。武力ではなく言葉でルークを追い詰めるという設計が良く、対決の質を変えています。

ダース・ベイダーの決着

この三部作は結局、父を救えるかどうかの話だったと分かる終盤です。ルークが取る最後の選択が、それまでの2作の意味を確定させます。

この映画について:三部作を、父と子の話として畳む。

旧三部作の中では、最も評価が割れる作品です。理由ははっきりしていて、エンドアのイウォークたち。愛らしい生き物が帝国軍を倒す展開は、玩具展開のためだという批判が公開当時からありました。

ただ、地上戦の担当を彼らに振ったことで、宇宙戦と玉座の間に集中できたという側面もあります。三つの戦いを並べるという構造上、どこかを軽くする必要があった。

終盤の父子の場面は、シリーズ全体の到達点です。戦って勝つのではなく、戦わないことで勝つという選択が、それまでのジェダイ像を書き換えました。ここだけで本作の価値は十分にあります。

冒頭のジャバ宮殿のパートも良く、序盤30分はほぼ独立した一本の映画として機能しています。全体の構成としてはやや散漫ですが、見せ場の密度は高い作品です。

この作品の良さ

  • 三つの戦いを並行させる編集
  • 武力でなく言葉で追い詰める皇帝の設計
  • 戦わないことを選ばせた終盤
  • 冒頭のジャバ宮殿パートの完成度

当サイトの評価

4.5/5.0

三部作を、父と子の話として畳む。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.3
映像美4.7
音楽4.9
演技4.4
余韻4.7

世間ではどう評価されているか

米アカデミー賞
特別賞 視覚効果
シリーズ
旧三部作 の完結編
公開
1983

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

旧三部作の完結編にあたり、アカデミー賞では視覚効果部門で特別業績賞を受けました。

エンドアのイウォークの扱いについては公開当時から賛否があり、その議論はいまも続いています。当サイトでは『エピソード4』『エピソード5』も収録しています。

こんな人におすすめ

  • 『エピソード4』『5』を観た人
  • 三部作をきちんと畳んだ作品を観たい人
  • 父子の物語として観られる人

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