ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年・洋画)のイメージ
洋画2017年コメディドラマスウェーデン

ザ・スクエア 思いやりの聖域

3.9/5当サイトの評価(5点満点)

笑えますが、笑っている自分が試されます。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
リューベン・オストルンド
出演
クレス・バング、エリザベス・モス、ドミニク・ウェスト
上映時間
151分
製作国
スウェーデン・ドイツ・フランス・デンマーク
日本公開
2018年
受賞
カンヌ国際映画祭 パルムドール

あらすじ(ネタバレなし)

ストックホルムの現代美術館。館長のクリスティアンは、「思いやりと信頼の聖域」を掲げる新作展示の準備を進めていました。

そんな彼が、路上で財布と携帯電話を盗まれます。位置情報から犯人が住むと思われる集合住宅を突き止めた彼は、全戸に脅迫めいた手紙を投函するという手に出ました。

同じ頃、展示の宣伝動画をめぐって美術館は炎上します。理想を掲げる場所と、そこで働く人間の実際の行動が、次々に食い違っていきます。

ここが見どころ

猿の男の場面

パーティーの余興で、俳優が類人猿を演じ続けます。誰も止められないまま暴走するこの場面が最も有名です。

偽善の可視化

理想を語る人物が、実生活では他人を切り捨てます。その落差だけで映画が構成されています。

居心地の悪さ

各場面が必ず気まずく終わります。笑いと不快が同時に来る作りです。

この映画について:善意を掲げる美術館長が、次々に馬鹿げた行動を取る。

現代美術の世界を舞台にしていますが、刺されているのは、理想を語りながら行動が伴わない人間全般です。

各場面が独立した寸劇のように作られており、物語としての一貫性は薄い。151分の長さは正直、必要以上です。

有名な猿の場面は圧巻です。誰も止めず、誰も逃げず、状況が悪化し続ける。この居心地の悪さが作品の全部を表しています。

皮肉が効いていますが、批判の対象がやや漠然としています。それでも、笑っている自分が試される感覚は残ります。

この作品の良さ

  • 猿の男の場面
  • 偽善の落差を可視化する構成
  • 笑いと不快の同居
  • 現代美術という舞台の選択

当サイトの評価

3.9/5.0

善意を掲げる美術館長が、次々に馬鹿げた行動を取る。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.0
映像美4.0
音楽3.8
演技4.1
余韻4.0

世間ではどう評価されているか

カンヌ
パルムドール 2017年
上映時間
151
日本公開
2018

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

2017年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞しました。

151分という長さと、物語としての一貫性の薄さが指摘されています。

こんな人におすすめ

  • 皮肉の効いた作品が好きな人
  • 居心地の悪さを楽しめる人
  • 現代美術に興味がある人

配信を探す

各サービスで「ザ・スクエア 思いやりの聖域」を検索した結果へ移動します。配信の有無はリンク先でご確認ください(配信状況は頻繁に変わるため、当サイトでは配信中かどうかの判定はしていません)。