スポットライトSPOTLIGHT
スポットライト 世紀のスクープ
地味です。それが正しい作り方だと思います。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- トム・マッカーシー
- 脚本
- マッカーシー、ジョシュ・シンガー
- 出演
- マーク・ラファロ、マイケル・キートン、レイチェル・マクアダムス、リーヴ・シュレイバー
- 製作国
- アメリカ
- 上映時間
- 128分
- 公開
- 2016年4月(日本)
あらすじ(ネタバレなし)
2001年、ボストン・グローブ紙。新任の編集局長マーティ・バロンが、地元の司祭による児童への性的虐待について、教会の関与を調べるよう指示します。
調査報道チーム「スポットライト」の4人は、被害者への聞き取りと、公開されない裁判記録の追跡を始めます。
調べるほどに、対象は一人の司祭ではなく、数十人規模の問題であることが分かってきます。そして、それを知りながら異動で処理してきた組織の存在も。
ここが見どころ
資料室の作業
教区年鑑を一冊ずつ照合し、異動の記録から人数を割り出す。地味な作業だけで緊張を作ります。
台詞の抑制
誰も演説をしません。正義を語る場面がほぼないことが、この映画の品格です。
終盤の電話
記事が出たあと、鳴り続ける電話。数字を出さずに規模を示します。
この映画について:地方紙の記者4人が、教会の組織的隠蔽を暴く。
この映画が優れているのは、記者たちも同じ街の住人であり、長年見過ごしてきた側でもあると描く点です。ヒーロー譚になっていません。
実在の記者たちが撮影に協力し、手順の再現に力が注がれています。取材とは何かを知るうえで、教材としても機能します。
難点は、劇的な起伏がないこと。派手さを期待すると退屈です。
この作品の良さ
- 取材手順の再現
- 正義を語らない抑制
- 自分たちも共犯だと描く姿勢
当サイトの評価
4.4/5.0
地方紙の記者4人が、教会の組織的隠蔽を暴く。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.6 |
| 映像美 | 3.9 |
| 音楽 | 3.9 |
| 演技 | 4.7 |
| 余韻 | 4.5 |
世間ではどう評価されているか
- アカデミー賞
- 2部門 作品賞・脚本賞
- IMDb
- 8.1 /10
- 題材
- 実際の報道 2003年ピュリツァー賞
第88回アカデミー賞で作品賞と脚本賞を受賞しました。
基になった一連の報道は、2003年のピュリツァー賞(公益部門)を受賞しています。
こんな人におすすめ
- ジャーナリズムに関心がある人
- 地味でも中身のある映画が好きな人
- 実話ものを観たい人
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