ボーダーライン ソルジャーズ・デイ(2018年・洋画)のイメージ
洋画2018年サスペンス・犯罪アクションサスペンスアメリカ

ボーダーライン ソルジャーズ・デイ

3.7/5当サイトの評価(5点満点)

前作の緊張を求めると、違うものが返ってきます。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
ステファノ・ソッリマ
脚本
テイラー・シェリダン
出演
ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン、イザベラ・モナー
製作国
アメリカ・イタリア
日本公開
2018年
シリーズ
『ボーダーライン』の続編

あらすじ(ネタバレなし)

アメリカ国内で自爆テロが発生します。政府は、密入国を斡旋するカルテルが関与したと判断しました。

作戦を任されたマット・グレイヴァーは、カルテル同士を争わせる計画を立てます。麻薬王の娘を誘拐し、対立組織の仕業に見せかけるのです。

実行役はアレハンドロ。しかし作戦の途中で政治的な事情が変わり、計画は放棄されます。彼は少女とともに国境地帯に取り残されました。

ここが見どころ

倫理の欠如

前作にいた良心的な視点人物がいません。誰も止める者のいない作戦が、淡々と進みます。

国境地帯の描写

密入国の斡旋が産業として描かれます。麻薬より人の移動が金になるという指摘は鋭い。

ベニチオ・デル・トロ

前作から続く人物です。少女との関係が、本作で唯一の人間的な部分になっています。

この映画について:麻薬カルテル同士を、意図的に争わせる。

前作の続編ですが、作りは大きく変わりました。倫理的に迷う視点人物がいなくなり、乾いた作戦行動だけが残ります。

この変化を物足りないと見る向きは多い。前作の緊張は、観客の代理人がいたからこそ成立していました。

一方、国境をめぐる描写は前作より具体的です。人の密入国が産業になっているという視点は、いま観るとより生々しい。

終盤の展開は都合が良く、続編を意識した作りです。単体としては中途半端に終わります。

この作品の良さ

  • 倫理的な緩衝材を排した構成
  • 国境地帯の産業としての描写
  • ベニチオ・デル・トロと少女の関係
  • テイラー・シェリダンの脚本

当サイトの評価

3.7/5.0

麻薬カルテル同士を、意図的に争わせる。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.6
映像美4.1
音楽3.9
演技3.9
余韻3.6

世間ではどう評価されているか

シリーズ
第2
脚本
テイラー・シェリダン
日本公開
2018

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

『ボーダーライン』の続編です。当サイトでは前作も収録しています。

前作にあった倫理的な視点が失われたという指摘が多い作品です。

こんな人におすすめ

  • 前作を観た人
  • 乾いた犯罪ものが好きな人
  • 国境問題に関心がある人

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