修羅雪姫LADY SNOWBLOOD
修羅雪姫
『キル・ビル』を観た人には、既視感の連続だと思います。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- 藤田敏八
- 原作
- 小池一夫、上村一夫
- 出演
- 梶芽衣子、黒沢年男、中田喜子
- 上映時間
- 97分
- 公開
- 1973年12月
あらすじ(ネタバレなし)
明治の初め。夫と子を惨殺された女は、獄中で復讐のためだけに子を産みます。生まれた娘は雪と名付けられ、母の死後、僧に託されます。
雪は、剣の技だけを叩き込まれて育ちます。彼女には、自分の人生というものが与えられていません。
成人した彼女は、母を襲った四人を探して旅に出ます。傘に仕込まれた刀が、その道具です。
ここが見どころ
雪と血
白い雪に赤が飛ぶ画。『キル・ビル』の日本庭園の場面は、ここから来ています。
梶芽衣子の『修羅の花』
主題歌を本人が歌っています。この曲もそのまま『キル・ビル』で使われました。
章立て
「一の傷」「二の傷」と章題を挟む構成。復讐の対象ごとに区切られます。
この映画について:雪の日に生まれた娘が、母の復讐のためだけに育てられる。
復讐の物語でありながら、主人公には最初から人生の選択肢がありません。「生まれる前から決まっていた」という設定が、この作品の暗さです。
タランティーノが『キル・ビル』で参照したことにより、国際的に再評価されました。
難点は、流血描写の誇張と、物語の起伏が単調なことです。
この作品の良さ
- 雪と血の色彩
- 主題歌『修羅の花』
- 章立ての構成
当サイトの評価
4.0/5.0
雪の日に生まれた娘が、母の復讐のためだけに育てられる。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 3.8 |
| 映像美 | 4.7 |
| 音楽 | 4.5 |
| 演技 | 4.1 |
| 余韻 | 4.1 |
世間ではどう評価されているか
- 影響
- 『キル・ビル』 楽曲と映像を参照
- IMDb
- 7.3 /10
- 原作
- 小池一夫・上村一夫 劇画
クエンティン・タランティーノは『キル・ビル』で本作の楽曲と映像を直接参照しており、その影響を公言しています。
1974年には続編『修羅雪姫 怨み恋歌』が公開されました。
こんな人におすすめ
- 『キル・ビル』が好きな人
- 様式的な復讐劇が好きな人
- 梶芽衣子の代表作を追いたい人
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