修羅雪姫LADY SNOWBLOOD
邦画1973年時代劇1970年代梶芽衣子

修羅雪姫

『キル・ビル』を観た人には、既視感の連続だと思います。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
藤田敏八
原作
小池一夫、上村一夫
出演
梶芽衣子、黒沢年男、中田喜子
上映時間
97分
公開
1973年12月

あらすじ(ネタバレなし)

明治の初め。夫と子を惨殺された女は、獄中で復讐のためだけに子を産みます。生まれた娘は雪と名付けられ、母の死後、僧に託されます。

雪は、剣の技だけを叩き込まれて育ちます。彼女には、自分の人生というものが与えられていません。

成人した彼女は、母を襲った四人を探して旅に出ます。傘に仕込まれた刀が、その道具です。

ここが見どころ

雪と血

白い雪に赤が飛ぶ画。『キル・ビル』の日本庭園の場面は、ここから来ています。

梶芽衣子の『修羅の花』

主題歌を本人が歌っています。この曲もそのまま『キル・ビル』で使われました。

章立て

「一の傷」「二の傷」と章題を挟む構成。復讐の対象ごとに区切られます。

この映画について:雪の日に生まれた娘が、母の復讐のためだけに育てられる。

復讐の物語でありながら、主人公には最初から人生の選択肢がありません。「生まれる前から決まっていた」という設定が、この作品の暗さです。

タランティーノが『キル・ビル』で参照したことにより、国際的に再評価されました。

難点は、流血描写の誇張と、物語の起伏が単調なことです。

この作品の良さ

  • 雪と血の色彩
  • 主題歌『修羅の花』
  • 章立ての構成

当サイトの評価

4.0/5.0

雪の日に生まれた娘が、母の復讐のためだけに育てられる。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.8
映像美4.7
音楽4.5
演技4.1
余韻4.1

世間ではどう評価されているか

影響
『キル・ビル』 楽曲と映像を参照
IMDb
7.3 /10
原作
小池一夫・上村一夫 劇画

クエンティン・タランティーノは『キル・ビル』で本作の楽曲と映像を直接参照しており、その影響を公言しています。

1974年には続編『修羅雪姫 怨み恋歌』が公開されました。

こんな人におすすめ

  • 『キル・ビル』が好きな人
  • 様式的な復讐劇が好きな人
  • 梶芽衣子の代表作を追いたい人

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