忍びの国(2017年・邦画)のイメージ

忍びの国

3.6/5当サイトの評価(5点満点)

娯楽時代劇ですが、忍者の描き方が独特です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
中村義洋
原作
和田竜『忍びの国』
出演
大野智、石原さとみ、鈴木亮平、伊勢谷友介
製作国
日本
公開
2017年
題材
天正伊賀の乱

あらすじ(ネタバレなし)

戦国時代の伊賀。武将の支配を受けず、忍びの者たちが自治を敷いていました。彼らは金次第でどこの側にもつき、命を極端に軽く扱います。

無門は伊賀一の腕を持ちながら、働くことを嫌う男です。妻からは常に金を稼げと叱られていました。

織田信長の次男・信雄が、伊賀への侵攻を決めます。数で圧倒する軍勢に対し、忍びたちは報酬と引き換えに戦うことになります。

ここが見どころ

忍者の描き方

義理も人情もありません。子どもすら道具として扱う集団として描かれます。

大野智の造形

強いのに働かない、飄々とした人物です。この軽さが、後半の展開で効いてきます。

合戦の場面

正面からの戦ではなく、罠と奇襲が中心です。忍びの戦い方として理にかなっています。

この映画について:伊賀の忍者は、金でしか動かない。

忍者ものですが、彼らを英雄として描いていません。金のためだけに動き、仲間の死も気にしない集団です。

この設定が効いています。後半、主人公がその価値観に疑問を持ち始めるという筋が生まれるからです。

娯楽時代劇として手堅く作られています。アクションも分かりやすく、テンポも良い。

難点は、終盤の心情の変化がやや駆け足なことです。それまでの軽さから急に重くなるため、置いていかれる感覚があります。

この作品の良さ

  • 忍者を英雄にしない描き方
  • 大野智の飄々とした造形
  • 罠と奇襲を中心にした合戦
  • 娯楽時代劇としての手堅さ

当サイトの評価

3.6/5.0

伊賀の忍者は、金でしか動かない。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.5
映像美3.9
音楽3.7
演技3.9
余韻3.5

世間ではどう評価されているか

原作
和田竜 の小説
題材
天正 伊賀の乱
公開
2017

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

和田竜の小説を原作とする作品です。

終盤の心情の変化が駆け足だという指摘があります。

こんな人におすすめ

  • 時代劇のアクションが好きな人
  • 忍者ものに関心がある人
  • 原作小説を読んだ人

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