志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2018年・邦画)のイメージ

志乃ちゃんは自分の名前が言えない

3.8/5当サイトの評価(5点満点)

青春映画ですが、救いは限定的です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
湯浅弘章
原作
押見修造『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』
出演
南沙良、蒔田彩珠、萩原利久
製作国
日本
公開
2018年
上映時間
109分

あらすじ(ネタバレなし)

高校に入学した大島志乃は、吃音のため自己紹介ができません。笑われたことをきっかけに、教室で孤立していきます。

そんな彼女に声をかけたのが、極端に音痴な岡崎加代でした。加代は、志乃の歌うときだけ吃音が出ないことに気づきます。

二人はバンドを組み、路上で演奏を始めました。しかし、そこへ加代に好意を持つ男子生徒が加わろうとして、関係は崩れていきます。

ここが見どころ

吃音の描写

言葉が出ない時間が、そのまま画面に映されます。周囲が待てない空気が的確です。

南沙良

映画初主演です。言葉が出ない状態の身体の緊張を、演技として作り上げています。

うまくいかない終盤

友情も、バンドも、途中で壊れます。成功譚にしないという選択です。

この映画について:吃音の少女と、音痴の少女が、バンドを組む。

吃音のある少女を主人公にした青春映画です。言葉が出ない時間を省略せずに映すことが、この作品の誠実さです。

友情の物語として始まりますが、途中で明確に壊れます。善意が相手を傷つけるという展開が、逃げずに描かれます。

南沙良の演技が良い。身体を強張らせ、目を逸らす。台詞が言えない状態そのものを演じています。

救いは限定的です。それでも終盤にわずかな前進があり、そこが静かに効きます。

この作品の良さ

  • 吃音の時間を省略しない描写
  • 南沙良の身体の演技
  • 友情を成功譚にしない構成
  • 終盤のわずかな前進

当サイトの評価

3.8/5.0

吃音の少女と、音痴の少女が、バンドを組む。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.8
映像美3.8
音楽3.7
演技4.2
余韻4.0

世間ではどう評価されているか

原作
押見修造 の漫画
上映時間
109
公開
2018

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

押見修造の漫画を原作とする作品です。

いじめや孤立の描写を含み、救いは限定的です。

こんな人におすすめ

  • 青春映画が好きな人
  • 吃音や障害に関心がある人
  • きれいにまとめない作品を求めている人

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