ジュラシック・パーク
CGが映画を変えた瞬間として語られる作品。ただ実際に観ると、怖がらせ方の設計と、恐竜をなかなか見せない我慢のほうが効いている。
観るのに体力が要りますが、一度は観るべき作品だと思います。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
1939年、ドイツ占領下のポーランド、クラクフ。ナチ党員の実業家オスカー・シンドラーは、戦争を商機と見て、接収された工場の経営に乗り出します。
彼が雇ったのは、賃金の安いユダヤ人労働者でした。会計士のイツァーク・シュターンが、実務のすべてを担います。
ゲットーの解体と、収容所の設置。目の前で行われる殺戮を見るうちに、シンドラーの動機は少しずつ変わっていきます。
モノクロの画面で、一人だけ色がついています。この一点だけで、数字が人になります。
収容所長アーモン・ゲート。悪を怪物としてではなく、退屈した凡人として描いています。
本編の後、実際の生存者と俳優が並んで墓に石を置きます。ここで映画が現実に接続されます。
スピルバーグはこの作品でようやくアカデミー作品賞と監督賞を受賞しました。彼自身がユダヤ系であり、長く手をつけられなかった題材です。
終盤、シンドラーが「もっと救えたはずだ」と崩れる場面には賛否があります。実際にはなかった演出だと指摘されています。
難点は195分の長さと、その一点です。それでも、この題材を広い層に届けた意義は非常に大きい。
1100人を救った男は、金儲けのために工場を始めた。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.6 |
| 映像美 | 4.8 |
| 音楽 | 4.8 |
| 演技 | 4.9 |
| 余韻 | 4.9 |
第66回アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚色賞など7部門を受賞しました。
スピルバーグは本作の収益を受け取らず、ホロコースト生存者の証言を記録する財団の設立に充てています。
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