るろうに剣心 京都大火編(2014年・邦画)のイメージ
邦画2014年アクション2010年代日本

るろうに剣心 京都大火編

アクション映画として、公開当時の日本映画では抜けた存在でした。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
大友啓史
原作
和月伸宏『るろうに剣心』
出演
佐藤健、武井咲、藤原竜也、伊勢谷友介、神木隆之介
製作国
日本
公開
2014年
構成
『伝説の最期編』と2部作

あらすじ(ネタバレなし)

幕末に「人斬り抜刀斎」と恐れられた緋村剣心は、明治の世で不殺を誓い、逆刃刀を携えて生きていました。

そんな彼のもとに、政府から依頼が届きます。かつて剣心の後任として暗殺者を務め、その後裏切られて焼き殺されかけた男・志々雄真実が、京都で新政府転覆を企てているというのです。

全身に包帯を巻いた志々雄は、十本刀と呼ばれる配下を従え、京都を焼き払う計画を進めていました。剣心は仲間と離れ、単身で京都へ向かいます。

ここが見どころ

殺陣の速度

佐藤健の身体能力を前提に組まれた高速の立ち回りです。ワイヤーやCGに頼りすぎず、実際に動いて見せるという方針が徹底されています。

藤原竜也の志々雄

全身に包帯を巻き、顔もほとんど見えない状態で演じています。声と目つきだけで威圧感を作る役どころで、この配役は成功しました。

京都炎上の場面

大規模なオープンセットに実際に火を入れて撮影しています。CGでは出ない熱と煙の質感があります。

この映画について:日本の実写アクションの水準を、一段引き上げた。

漫画の実写化としては、シリーズ全体が成功例です。本作が特に良いのは、原作でも最も人気の高い京都編を、2部作に分けて丁寧に扱ったこと。詰め込みによる破綻を避けています。

アクションの水準は、公開当時の日本映画では突出していました。海外のアクション映画と比べても見劣りしない速度で、この作品以降、日本の実写アクションの基準が上がったと言っていいと思います。

一方で、人物の掘り下げは薄い。十本刀のほとんどは顔見せ程度で終わり、原作読者でないと誰が誰か分かりません。ここは2部作という構成上の制約でもあります。

本作は物語の途中で終わります。『伝説の最期編』とセットで観ることが前提なので、時間を確保してから始めるのが良いでしょう。

この作品の良さ

  • 実際に動いて見せる高速の殺陣
  • 藤原竜也による志々雄の造形
  • 実際に火を入れた京都炎上の場面
  • 人気エピソードを2部作で扱った判断

当サイトの評価

4.1/5.0

日本の実写アクションの水準を、一段引き上げた。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.9
映像美4.4
音楽4.2
演技4.2
余韻4.0

世間ではどう評価されているか

原作
和月伸宏 の漫画
構成
2部作 の前編
公開
2014

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

和月伸宏の漫画『るろうに剣心』の実写映画化シリーズ第2作で、『伝説の最期編』と2部作構成になっています。

漫画実写化の成功例として、また日本の実写アクションの水準を引き上げた作品として言及されます。当サイトでは1作目も収録しています。

こんな人におすすめ

  • 日本の実写アクションに興味がある人
  • 1作目『るろうに剣心』を観た人
  • 後編とセットで観る時間がある人

配信を探す

各サービスで「るろうに剣心 京都大火編」を検索した結果へ移動します。配信の有無はリンク先でご確認ください(配信状況は頻繁に変わるため、当サイトでは配信中かどうかの判定はしていません)。