ザ・ルーム・ネクスト・ドアTHE ROOM NEXT DOOR
洋画2024年ドラマ2020年代アルモドバル

ザ・ルーム・ネクスト・ドア

重い題材ですが、画面は驚くほど明るく美しいです。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
ペドロ・アルモドバル
原作
シーグリッド・ヌーネス
出演
ティルダ・スウィントン、ジュリアン・ムーア、ジョン・タトゥーロ
製作国
スペイン・アメリカ
上映時間
107分
公開
2025年(日本)

あらすじ(ネタバレなし)

ニューヨーク。作家のイングリッドは、新刊のサイン会で、旧友マーサが重い病であることを知ります。

かつて同じ雑誌で働いていた二人は、長く連絡を取っていませんでした。病室を訪ねたイングリッドに、マーサはある頼みごとをします。

彼女は治療をやめ、自分で最期を決めるつもりでした。「そのとき、隣の部屋にいてほしい」。

ここが見どころ

色彩

赤、緑、黄。死を扱いながら、画面は一貫して鮮やかです。この落差が作品の質感を決めています。

二人の会話

回想や逸話が長く挟まります。物語を進めることより、時間を共有することが優先されます。

終盤の椅子

説明のない一つのカット。それだけで何が起きたかが分かります。

この映画について:「隣の部屋にいてほしい」。友人からの、最後の頼み。

アルモドバル初の英語長編です。台詞は文学的で、演劇のようにも聞こえます。そこが不自然だという批判もあります。

安楽死という題材を、擁護も批判もせずに扱います。「本人が決める」という一点だけが通されています。

難点は、台詞の硬さと、テンポの緩やかさです。キネマ旬報ベスト・テンでは上位に入りました。

この作品の良さ

  • 色彩設計
  • 二人の俳優の演技
  • 終盤の処理

当サイトの評価

4.1/5.0

「隣の部屋にいてほしい」。友人からの、最後の頼み。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.1
映像美4.7
音楽4.4
演技4.7
余韻4.4

世間ではどう評価されているか

ヴェネツィア
金獅子賞 2024年
キネマ旬報
外国映画4位 2025年
IMDb
6.7 /10

2024年のヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞しました。

ペドロ・アルモドバル監督にとって、初の英語による長編作品です。

こんな人におすすめ

  • アルモドバル作品が好きな人
  • 色彩を味わいたい人
  • 重い題材に向き合える人

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