破墓/パミョ(2024年・洋画)のイメージ

破墓/パミョ

3.7/5当サイトの評価(5点満点)

前半と後半で別の映画になりますが、その転換に意味があります。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
チャン・ジェヒョン
出演
チェ・ミンシク、キム・ゴウン、ユ・ヘジン、イ・ドヒョン
製作国
韓国
日本公開
2024年
上映時間
134分
ジャンル
オカルトホラー

あらすじ(ネタバレなし)

アメリカに暮らす資産家の一族が、代々続く原因不明の病に悩まされていました。依頼を受けた巫女のファリムは、先祖の墓に問題があると見抜きます。

風水師のサンドクと葬儀師のヨングンが加わり、山中の異様な墓を掘り起こすことになりました。

しかしそこにあったのは、通常の墓ではありませんでした。掘り出してはならないものが、その下に埋められていたのです。

ここが見どころ

儀式の描写

風水、巫俗、葬送。実際の民俗的な作法を細かく再現しています。この積み重ねが説得力を生みます。

四人の専門家

それぞれ異なる技能を持つ四人が組みます。職能ものとしての面白さがあります。

後半の転換

怪異の正体が明かされたとき、物語は歴史の問題へ移ります。この飛躍が本作の最大の特徴です。

この映画について:墓を移したら、出てはいけないものが出た。

前半はオカルトホラーとして極めて質が高い。儀式の手順を丁寧に見せることで、超常現象に手触りを与えています。

後半で話は大きく転換します。個人の呪いから、国の歴史をめぐる話へ移る。唐突に感じる人は多いでしょうし、実際に構成としては強引です。

ただ、この転換にこそ作り手の主張があります。土地に埋められたものが、いまも影響を及ぼしているという比喩は明確です。

チェ・ミンシクをはじめ、俳優陣が全員良い。特に巫女を演じるキム・ゴウンの儀式の場面は見応えがあります。

この作品の良さ

  • 民俗的な儀式の細かい再現
  • 四人の専門家という職能もの的な面白さ
  • 後半の歴史への転換
  • キム・ゴウンの儀式の場面

当サイトの評価

3.7/5.0

墓を移したら、出てはいけないものが出た。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.7
映像美3.8
音楽3.7
演技3.9
余韻3.6

世間ではどう評価されているか

上映時間
134
製作国
韓国
日本公開
2024

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

韓国で製作されたオカルトホラーで、本国で大きな興行的成功を収めました。

後半の展開については、唐突だという指摘と、主題として必然だという評価の双方があります。

こんな人におすすめ

  • オカルトホラーが好きな人
  • 民俗的な題材に関心がある人
  • 韓国映画を幅広く観たい人

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