

破墓/パミョ
前半と後半で別の映画になりますが、その転換に意味があります。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- チャン・ジェヒョン
- 出演
- チェ・ミンシク、キム・ゴウン、ユ・ヘジン、イ・ドヒョン
- 製作国
- 韓国
- 日本公開
- 2024年
- 上映時間
- 134分
- ジャンル
- オカルトホラー
あらすじ(ネタバレなし)
アメリカに暮らす資産家の一族が、代々続く原因不明の病に悩まされていました。依頼を受けた巫女のファリムは、先祖の墓に問題があると見抜きます。
風水師のサンドクと葬儀師のヨングンが加わり、山中の異様な墓を掘り起こすことになりました。
しかしそこにあったのは、通常の墓ではありませんでした。掘り出してはならないものが、その下に埋められていたのです。
ここが見どころ
儀式の描写
風水、巫俗、葬送。実際の民俗的な作法を細かく再現しています。この積み重ねが説得力を生みます。
四人の専門家
それぞれ異なる技能を持つ四人が組みます。職能ものとしての面白さがあります。
後半の転換
怪異の正体が明かされたとき、物語は歴史の問題へ移ります。この飛躍が本作の最大の特徴です。
この映画について:墓を移したら、出てはいけないものが出た。
前半はオカルトホラーとして極めて質が高い。儀式の手順を丁寧に見せることで、超常現象に手触りを与えています。
後半で話は大きく転換します。個人の呪いから、国の歴史をめぐる話へ移る。唐突に感じる人は多いでしょうし、実際に構成としては強引です。
ただ、この転換にこそ作り手の主張があります。土地に埋められたものが、いまも影響を及ぼしているという比喩は明確です。
チェ・ミンシクをはじめ、俳優陣が全員良い。特に巫女を演じるキム・ゴウンの儀式の場面は見応えがあります。
この作品の良さ
- 民俗的な儀式の細かい再現
- 四人の専門家という職能もの的な面白さ
- 後半の歴史への転換
- キム・ゴウンの儀式の場面
当サイトの評価
墓を移したら、出てはいけないものが出た。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 3.7 |
| 映像美 | 3.8 |
| 音楽 | 3.7 |
| 演技 | 3.9 |
| 余韻 | 3.6 |
世間ではどう評価されているか
- 上映時間
- 134 分
- 製作国
- 韓国
- 日本公開
- 2024 年
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
韓国で製作されたオカルトホラーで、本国で大きな興行的成功を収めました。
後半の展開については、唐突だという指摘と、主題として必然だという評価の双方があります。
こんな人におすすめ
- オカルトホラーが好きな人
- 民俗的な題材に関心がある人
- 韓国映画を幅広く観たい人
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