もしも徳川家康が総理大臣になったら(2024年・邦画)のイメージ
邦画2024年コメディ2020年代日本

もしも徳川家康が総理大臣になったら

企画としては面白いのですが、扱っている問題に対して語り口が軽すぎるように感じました。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
武内英樹
原作
眞邊明人『もしも徳川家康が総理大臣になったら』
出演
浜辺美波、GACKT、赤楚衛二、竹中直人
製作国
日本
公開
2024年
興行収入
12.0億円

あらすじ(ネタバレなし)

新型感染症が蔓延する日本で、総理大臣が急死します。政治は機能不全に陥り、国民の不信は頂点に達していました。

そこで実行されたのが、AIとホログラムによって歴史上の偉人を復活させ、内閣を組織するという計画でした。総理は徳川家康。

織田信長、豊臣秀吉、坂本龍馬、聖徳太子。個性の強すぎる面々が集まった内閣は、当然のように混乱します。新人記者の西村理沙は、その内側を取材することになりました。

ここが見どころ

配役の楽しさ

GACKTの信長、竹中直人の秀吉。過去にその役を演じた俳優を再度当てるという遊びが含まれています。

設定の面白さ

歴史上の人物を現代政治に置く、という発想自体は強い。それぞれの人物像と政策が対応している点も整理されています。

武内英樹の演出

『翔んで埼玉』と同じ監督で、様式的な演出は健在です。テンポは良い。

この映画について:歴史上の偉人でAI内閣を組む。

設定は面白いのですが、風刺としての踏み込みが浅いのが本作の弱点です。感染症対策、政治不信、メディアのあり方。扱う材料は揃っているのに、掘り下げが足りません。

偉人たちの造形も、記号的な範囲に留まります。「信長は強引」「家康は忍耐強い」という一般的なイメージの再生産で終わっている。

コメディとしては軽快で、テンポは悪くありません。ただ、扱っている題材の重さに対して、語り口が軽すぎる印象は残ります。

浜辺美波演じる記者の視点が観客の代弁として機能しますが、彼女の成長の描写も駆け足です。

この作品の良さ

  • 歴史上の人物を現代政治に置く設定
  • 過去の役を意識した配役の遊び
  • 武内英樹によるテンポの良い演出
  • 人物像と政策の対応の整理

当サイトの評価

3.2/5.0

歴史上の偉人でAI内閣を組む。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.1
映像美3.4
音楽3.4
演技3.5
余韻3.1

世間ではどう評価されているか

原作
眞邊明人 の小説
興行収入
12.0 億円
公開
2024

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

眞邊明人の小説を原作とする政治コメディです。監督は『翔んで埼玉』の武内英樹。

歴史上の人物をAIで復活させて内閣を組織するという設定が特徴です。

こんな人におすすめ

  • 歴史上の人物の設定を楽しみたい人
  • 軽い政治コメディが好きな人
  • 武内英樹の演出が好きな人

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