宮本武蔵SAMURAI I
邦画1954年時代劇1950年代三船敏郎

宮本武蔵

三部作の入口です。単体でも一応まとまっています。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
稲垣浩
原作
吉川英治
出演
三船敏郎、八千草薫、三國連太郎
上映時間
93分
公開
1954年9月

あらすじ(ネタバレなし)

関ヶ原の戦い。手柄を立てて出世しようと考えた武蔵(当時は武蔵と名乗る前の新免武蔵)と又八は、西軍について敗走します。

山中をさまよう二人は、落武者狩りの母娘に助けられます。しかし武蔵の乱暴な振る舞いは、故郷でも問題になります。

捕らえられ、寺に吊るされた彼を救ったのは、沢庵和尚でした。三年間、書物と向き合わされた武蔵は、別の人間として山を降ります。

ここが見どころ

三船敏郎の身体

獣のような前半から、抑制された後半へ。身体の使い方が明確に変わります。

色彩

1954年のカラー作品として、山と空の発色が非常に良い。

沢庵和尚の場面

力だけの男が、言葉によって変えられる。この作品の要です。

この映画について:野武士だった男が、剣の道に入るまで。

アカデミー賞で名誉賞(現在の国際長編映画賞にあたる)を受賞しました。日本の娯楽時代劇が国際的に評価された例です。

第一作は「武蔵になる前」の話なので、剣戟はあまり多くありません。三部作全体で完結する構成です。

難点は、単体では物語が終わらないことと、女性登場人物の描き方が古いことです。

この作品の良さ

  • 三船敏郎の身体表現
  • カラーの発色
  • 変化の描き方

当サイトの評価

4.0/5.0

野武士だった男が、剣の道に入るまで。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.9
映像美4.6
音楽4.1
演技4.3
余韻4.0

世間ではどう評価されているか

アカデミー賞
名誉賞 1955年
IMDb
7.3 /10
原作
吉川英治 小説

第28回アカデミー賞で名誉賞(現在の国際長編映画賞に相当)を受賞しました。

『続宮本武蔵 一乗寺の決斗』『宮本武蔵 完結篇 決闘巌流島』と続く三部作の第1作です。

こんな人におすすめ

  • 三船敏郎の作品を追いたい人
  • 娯楽時代劇が好きな人
  • 宮本武蔵に興味がある人

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