

LOGAN/ローガン
ヒーロー映画としてではなく、一本の映画として優れています。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・共同脚本
- ジェームズ・マンゴールド
- 出演
- ヒュー・ジャックマン、パトリック・スチュワート、ダフネ・キーン
- 製作国
- アメリカ
- 日本公開
- 2017年
- 受賞
- 米アカデミー賞 脚色賞ノミネート
- 備考
- R指定作品
あらすじ(ネタバレなし)
2029年。ミュータントはほぼ絶滅し、新たに生まれることもなくなりました。かつてウルヴァリンと呼ばれた男は、運転手として日銭を稼いでいます。
国境近くの廃屋には、認知機能を失いつつある老いたプロフェッサーXを匿っていました。彼の力は制御を失い、周囲に危険を及ぼします。
そこへ、ローラという少女が現れます。彼女はローガンと同じ能力を持っていました。追手から逃れながら、三人は北へ向かう旅に出ます。
ここが見どころ
西部劇としての構造
劇中で1953年の『シェーン』が流れます。老いた流れ者が子どもを守って去るという西部劇の型が、そのまま使われています。
老いの描写
傷が治らない、手が震える、酒に頼る。不死身だった存在が老いるという設定が全編を支えます。
R指定という選択
爪の描写に制限がありません。暴力に痛みが伴うようになったことで、シリーズの意味が変わりました。
この映画について:不死身のはずの男が、老いて死にかけている。
ヒーロー映画の完結編ですが、実質は西部劇です。老いた男が、最後にもう一度だけ誰かを守る話です。
17年にわたって同じ役を演じてきた俳優の最後の作品という事実が、そのまま重みになっています。役者と役柄の老いが一致している。
R指定にしたことで、暴力の意味が変わりました。これまで爽快だったはずの爪が、痛々しいものになっています。
終盤の展開は容赦がありません。ヒーロー映画としては異例の着地ですが、この作品にはこれしかなかったでしょう。
この作品の良さ
- 西部劇としての構造
- 不死身の存在が老いるという設定
- R指定による暴力の意味の変化
- 俳優と役柄が重なる終わり方
当サイトの評価
不死身のはずの男が、老いて死にかけている。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.4 |
| 映像美 | 4.3 |
| 音楽 | 4.1 |
| 演技 | 4.6 |
| 余韻 | 4.5 |
世間ではどう評価されているか
- 米アカデミー賞
- ノミネート 脚色賞
- 区分
- R 指定
- 日本公開
- 2017 年
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
アカデミー賞脚色賞にノミネートされました。ヒーロー映画としては異例の評価です。
暴力描写が強く、R指定作品です。シリーズを知らなくても単体で観られます。
こんな人におすすめ
- 西部劇が好きな人
- シリーズを追ってきた人
- ヒーロー映画の定型に飽きた人
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