

ライトハウス
説明を求める人には向きませんが、映像と演技は圧巻です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・共同脚本
- ロバート・エガース
- 出演
- ロバート・パティンソン、ウィレム・デフォー
- 撮影
- ジャリン・ブラシュケ
- 製作国
- アメリカ・カナダ
- 日本公開
- 2021年
- 受賞
- 米アカデミー賞 撮影賞ノミネート
あらすじ(ネタバレなし)
19世紀末。人里離れた孤島の灯台に、二人の男が4週間の勤務のためにやってきます。年長のトーマスと、新入りのイーフレイムです。
トーマスは灯台の光を独占し、イーフレイムには重労働ばかりを命じます。二人の間には最初から緊張がありました。
嵐で交代の船が来なくなり、滞在は延びていきます。酒と孤立と睡眠不足の中で、二人は互いを疑い、そして現実の輪郭が崩れ始めます。
ここが見どころ
1.19:1の画面比
ほぼ正方形の、極端に狭い画面で撮られています。縦に長く横がないため、灯台の閉塞感がそのまま観客に伝わります。
二人芝居
登場人物は基本的に二人だけです。ウィレム・デフォーの長台詞は、この作品の名物になりました。
音
霧笛が延々と鳴り続けます。低い音が常に鳴っている状態が、じわじわと効いてきます。
この映画について:孤島の灯台に、男が二人。それだけで狂っていく。
何が起きているのかは最後まで明示されません。幻覚なのか、神話なのか、単に酒と孤独なのか。解釈は観客に委ねられます。
ロバート・エガースは前作『ウィッチ』でも当時の言葉遣いを再現しており、本作の台詞も19世紀の船乗りの語彙に寄せています。意味より響きで押してくるため、字幕でも異様さは伝わります。
ロバート・パティンソンが、いわゆるスター的な演技を完全に捨てています。汚れ、叫び、みっともなく壊れていく。この時期の彼の仕事は一貫して面白い。
娯楽としては相当きつい部類です。物語が解決しないことに耐えられるかどうかで評価が分かれます。
この作品の良さ
- 1.19:1の画面比による閉塞感
- ウィレム・デフォーの長台詞
- 霧笛を軸にした音響設計
- 説明を拒む構成
当サイトの評価
孤島の灯台に、男が二人。それだけで狂っていく。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.2 |
| 映像美 | 5.0 |
| 音楽 | 4.3 |
| 演技 | 4.7 |
| 余韻 | 4.4 |
世間ではどう評価されているか
- 米アカデミー賞
- ノミネート 撮影賞
- 画面比
- 1.19 :1
- 日本公開
- 2021 年
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
モノクロ・1.19:1という特殊な形式で撮影され、アカデミー賞撮影賞にノミネートされました。
物語の解釈が観客に委ねられており、評価が分かれる作品です。
こんな人におすすめ
- 解釈を委ねられる作品が好きな人
- 撮影・映像を重視する人
- 『ウィッチ』が良かった人
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