今日から俺は!!劇場版(2020年・邦画)のイメージ
邦画2020年コメディ2020年代日本

今日から俺は!!劇場版

内容について真面目に書くことがほとんどない作品ですが、そこが良いところです。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
福田雄一
原作
西森博之『今日から俺は!!』
出演
賀来賢人、伊藤健太郎、清野菜名、橋本環奈、仲野太賀
製作国
日本
公開
2020年
原型
日本テレビ系ドラマ

あらすじ(ネタバレなし)

転校を機に金髪になった三橋貴志と、リーゼントの伊藤真司。二人は不良として最強を目指すわけでもなく、ただその場しのぎで喧嘩を繰り返しています。

劇場版では、開久高校との抗争に加えて、隣町の勢力との衝突が描かれます。三橋の卑怯な戦法と、伊藤の真っ直ぐさが、いつも通り噛み合わない。

そこへ、大御所俳優が演じる大物が絡んできて、事態はさらに馬鹿馬鹿しい方向へ転がっていきます。

ここが見どころ

様式の再現

1980年代のヤンキー漫画の記号を、そのまま再現しています。時代に合わせて現代化しないという判断が、この作品の性格を決めました。

賀来賢人の三橋

卑怯で、口が達者で、まったく格好よくない。主人公を一切格好よく見せないという徹底が笑いを生んでいます。

福田雄一の演出

アドリブを多用し、俳優が笑いをこらえる瞬間もそのまま使う。この作風が好き嫌いを分けますが、本作ではよく機能しています。

この映画について:全員が全力でふざけている、それだけの映画。

物語について語ることはほとんどありません。喧嘩して、ふざけて、また喧嘩する。それだけです。深い主題も、人物の成長もありません。

それでも興行的に大きな成功を収めたのは、ドラマ版で積み上げた人気に加えて、この徹底したくだらなさが求められていたからでしょう。

福田雄一の演出は、アドリブと内輪のノリに寄る傾向があります。それを寒いと感じる人は一定数いて、実際この監督の作品は評価が割れます。合わない人には本当に合いません。

ドラマ版を観ていることが前提の作りです。人物の関係も、笑いの文脈も、そこで積み上げられたものに依存しています。

この作品の良さ

  • 1980年代の様式をそのまま再現した潔さ
  • 主人公を格好よく見せない徹底
  • テンポの良さ
  • 考えずに観られる

当サイトの評価

3.7/5.0

全員が全力でふざけている、それだけの映画。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.6
映像美3.5
音楽3.7
演技3.9
余韻3.5

世間ではどう評価されているか

原作
西森博之 の漫画
原型
日本テレビ 系ドラマ
公開
2020

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

日本テレビ系ドラマの劇場版で、2020年の邦画実写作品としては上位の興行成績を記録しました。

監督の福田雄一はアドリブを多用する作風で知られ、評価が分かれる作り手でもあります。

こんな人におすすめ

  • ドラマ版を観ていた人
  • 何も考えずに笑いたい人
  • 福田雄一の作風が好きな人

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