カメラを止めるな!
制作費300万円、無名の俳優、2館からの公開。それが興行収入31.2億円に化けた。仕掛けが有名になりすぎた今でも、構造の面白さは全く損なわれていない。
終盤はほとんどお祭りです。整った映画ではありません。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
理想の夫として周囲に慕われる田原秀樹は、結婚し、子どもを授かります。ブログには幸せな家庭の様子を綴っています。
しかしその頃から、職場に「チサさんはいますか」と尋ねる者が現れます。妻の香奈も、何者かの気配を感じ始めます。
オカルトライターの野崎と、霊媒師の妹・真琴が調査に入ります。事態は手に負えず、日本最強とされる姉・琴子が呼ばれることになります。
全国から霊媒師が集結し、マンションの一室を舞台に大規模な儀式を行う一連。ホラーの枠を明らかに超えています。
登場が遅いにもかかわらず、全部を持っていきます。
「いい夫」「いい母」を演じる人々の空虚さ。実は化け物より、この部分が本題です。
中島哲也らしく、編集も色彩も過剰です。ホラーとして怖がらせるより、家庭という制度への皮肉を優先しているように見えます。
原作からの改変は大きく、原作ファンの評価は割れました。
難点は、134分でトーンが何度も変わり、まとまりを欠くことです。ただ、その散らかり方も含めて記憶に残ります。
祓うために、日本中の霊媒師が集められる。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 3.6 |
| 映像美 | 4.4 |
| 音楽 | 4.3 |
| 演技 | 4.3 |
| 余韻 | 4.0 |
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
原作は第22回日本ホラー小説大賞を受賞した澤村伊智の『ぼぎわんが、来る』です。
各サービスで「来る」を検索した結果へ移動します。配信の有無はリンク先でご確認ください(配信状況は頻繁に変わるため、当サイトでは配信中かどうかの判定はしていません)。