生きてるだけで、愛。(2018年・邦画)のイメージ

生きてるだけで、愛。

3.8/5当サイトの評価(5点満点)

誰にも共感を求めない、しんどい作品です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
関根光才
原作
本谷有希子『生きてるだけで、愛。』
出演
趣里、菅田将暉、松重豊、田中哲司
製作国
日本
公開
2018年
上映時間
99分

あらすじ(ネタバレなし)

寧子は過眠症と情緒の不安定さを抱え、働くこともできずに彼氏の津奈木の部屋で寝て過ごしています。

津奈木はゴシップ誌の編集者で、感情をほとんど表に出しません。何を言われても言い返さず、ただ受け流します。

そこへ津奈木の元恋人が現れ、寧子に働くよう迫ります。カフェで働き始めた彼女は、しかし自分を制御できません。

ここが見どころ

趣里の演技

叫び、暴れ、崩れます。制御できない状態を、身体の全部で演じています。

菅田将暉の無感情

反応しないことが、この人物の防御であり暴力でもあります。

美化しない構え

生きづらさを詩的に扱いません。ただ迷惑で、ただしんどいものとして描かれます。

この映画について:過眠症と情緒不安定を抱えた女と、感情のない男。

情緒が不安定な女性を主人公にした作品です。その状態を美化も詩的化もしません。

彼女は周囲に迷惑をかけ続けます。観客が同情できるように作られていません。この容赦のなさが本作の性格です。

趣里の演技が突出しています。制御できない身体を、演技として成立させるのは相当に難しい。

終盤に和解らしきものはありますが、解決はしません。後味は良くありませんが、嘘のない終わり方です。

この作品の良さ

  • 趣里の身体を使った演技
  • 生きづらさを美化しない構え
  • 菅田将暉の無反応という造形
  • 解決を示さない終わり方

当サイトの評価

3.8/5.0

過眠症と情緒不安定を抱えた女と、感情のない男。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.7
映像美3.9
音楽3.8
演技4.3
余韻3.8

世間ではどう評価されているか

原作
本谷有希子 の小説
上映時間
99
公開
2018

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

本谷有希子の小説を原作とする作品です。

主人公への共感を求めない作りで、観る人を選びます。

こんな人におすすめ

  • 共感できない主人公に耐えられる人
  • 趣里の演技を観たい人
  • 美化しない作品を求めている人

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