ホールドオーバーズTHE HOLDOVERS
洋画2023年ドラマ2020年代アレクサンダー・ペイン

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ

冬に観るのがいちばんです。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
アレクサンダー・ペイン
脚本
デヴィッド・ヘミングソン
出演
ポール・ジアマッティ、ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ、ドミニク・セッサ
製作国
アメリカ
上映時間
133分
公開
2024年6月(日本)

あらすじ(ネタバレなし)

1970年、ニューイングランドの寄宿学校。古代史を教えるポール・ハナムは、生徒にも同僚にも嫌われています。成績を容赦なくつけ、有力者の息子にも手加減しません。

クリスマス休暇。彼は、帰る家のない生徒たちの監督役を押し付けられます。最終的に残ったのは、素行の悪い一人の生徒アンガスだけでした。

そこに、ベトナム戦争で息子を亡くした料理長メアリーが加わります。三人だけの二週間が始まります。

ここが見どころ

1970年代の質感

粒子、色調、ロゴ、フォント。当時作られた映画に見えるよう、細部まで作り込まれています。

ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ

息子を戦争で失った母。この役でアカデミー助演女優賞を受賞しました。

最後の決断

終盤、教師が下す判断。それまで嫌な人物として描かれてきたことが、ここで全部効いてきます。

この映画について:1970年の冬休み。誰にも帰る場所がない三人が、寄宿学校に残される。

『サイドウェイ』の監督とポール・ジアマッティの再会作です。負け続けている人物を書かせたら、この監督は本当にうまい。

1970年代の映画を模す試みは、単なる懐古ではありません。当時の映画が持っていた「人物を美化しない」姿勢そのものを再現しています。

難点は133分がやや長いことと、展開が予想の範囲であることです。

この作品の良さ

  • 1970年代の質感の再現
  • 三人の関係の変化
  • 最後の決断

当サイトの評価

4.3/5.0

1970年の冬休み。誰にも帰る場所がない三人が、寄宿学校に残される。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.5
映像美4.2
音楽4.3
演技4.8
余韻4.6

世間ではどう評価されているか

アカデミー賞
助演女優賞 ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ
IMDb
7.9 /10
設定
1970年 当時の映画を模した作り

第96回アカデミー賞で助演女優賞を受賞し、作品賞を含む5部門にノミネートされました。

ドミニク・セッサは実際の高校生からのオーディションで選ばれ、本作が俳優デビュー作です。

こんな人におすすめ

  • 冬に観る映画を探している人
  • 苦い人間ドラマが好きな人
  • 『サイドウェイ』が好きだった人

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