

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション
劇場版としては、シリーズの主題にいちばん踏み込んだ作品だと思います。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- 長崎健司
- 原作
- 堀越耕平
- アニメーション制作
- ボンズ
- 声の出演
- 山下大輝、岡本信彦、佐倉綾音
- 製作国
- 日本
- 公開
- 2021年
あらすじ(ネタバレなし)
世界各地で、「個性」を持つ人々を狙った同時テロが発生します。首謀者は、個性そのものを人類の病だと考えるカルト組織「ヒューマライズ」でした。
彼らは、個性を持つ者を死に至らせる薬品を各地に仕掛けます。タイムリミットは2時間。世界中のヒーローが対応に追われることになりました。
海外研修中だった緑谷出久は、成り行きで指名手配されてしまいます。逃亡中に出会った少年ロディとともに、彼は事件の中心へ向かうことになります。
ここが見どころ
排斥という主題
「個性」を持つことが差別の理由になる、という設定が正面から扱われます。シリーズが背景に置いてきた問題を、劇場版で前に出した。
ロディという少年
個性を持たない少年が主人公と組みます。この配置が、主題を人物のレベルに落とし込んでいます。
終盤の作画
ボンズによるアクション作画は安定して高水準です。とくに三人が同時に戦う構成は、劇場版らしい物量があります。
この映画について:世界規模のテロを、3人の学生が止めに行く。
劇場版アニメの多くは、本編と切り離されたお祭り的な内容になります。本作はシリーズの主題である「個性による分断」を扱った点で、一歩踏み込んでいます。
とはいえ、扱いは深くありません。カルト組織の指導者の動機は説明されるものの、掘り下げは浅い。2時間の尺で扱うには重すぎる題材だったとも言えます。
アクションの見応えは十分で、シリーズのファンにとっては満足度が高いはずです。三人の主人公がそれぞれ戦うクライマックスも、劇場版らしい配分です。
本編を観ていることが前提の作りです。人物も設定も説明が最小限なので、初見では入りにくい。
この作品の良さ
- 「個性による分断」を正面から扱った主題
- 個性を持たない少年との組み合わせ
- ボンズによるアクション作画
- 三人同時のクライマックス
当サイトの評価
世界規模のテロを、3人の学生が止めに行く。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 3.4 |
| 映像美 | 4.1 |
| 音楽 | 3.9 |
| 演技 | 3.6 |
| 余韻 | 3.5 |
世間ではどう評価されているか
- 原作
- 堀越耕平 の漫画
- 制作
- ボンズ
- 公開
- 2021 年
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
テレビアニメ『僕のヒーローアカデミア』の劇場版第3作です。
シリーズの背景にある「個性による差別」という主題を正面から扱った作品です。
こんな人におすすめ
- テレビシリーズを観ている人
- アクションアニメが好きな人
- ヒーローものの社会的側面に関心がある人
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