僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション(2021年・邦画)のイメージ
邦画2021年アニメ2020年代日本

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション

劇場版としては、シリーズの主題にいちばん踏み込んだ作品だと思います。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
長崎健司
原作
堀越耕平
アニメーション制作
ボンズ
声の出演
山下大輝、岡本信彦、佐倉綾音
製作国
日本
公開
2021年

あらすじ(ネタバレなし)

世界各地で、「個性」を持つ人々を狙った同時テロが発生します。首謀者は、個性そのものを人類の病だと考えるカルト組織「ヒューマライズ」でした。

彼らは、個性を持つ者を死に至らせる薬品を各地に仕掛けます。タイムリミットは2時間。世界中のヒーローが対応に追われることになりました。

海外研修中だった緑谷出久は、成り行きで指名手配されてしまいます。逃亡中に出会った少年ロディとともに、彼は事件の中心へ向かうことになります。

ここが見どころ

排斥という主題

「個性」を持つことが差別の理由になる、という設定が正面から扱われます。シリーズが背景に置いてきた問題を、劇場版で前に出した。

ロディという少年

個性を持たない少年が主人公と組みます。この配置が、主題を人物のレベルに落とし込んでいます。

終盤の作画

ボンズによるアクション作画は安定して高水準です。とくに三人が同時に戦う構成は、劇場版らしい物量があります。

この映画について:世界規模のテロを、3人の学生が止めに行く。

劇場版アニメの多くは、本編と切り離されたお祭り的な内容になります。本作はシリーズの主題である「個性による分断」を扱った点で、一歩踏み込んでいます。

とはいえ、扱いは深くありません。カルト組織の指導者の動機は説明されるものの、掘り下げは浅い。2時間の尺で扱うには重すぎる題材だったとも言えます。

アクションの見応えは十分で、シリーズのファンにとっては満足度が高いはずです。三人の主人公がそれぞれ戦うクライマックスも、劇場版らしい配分です。

本編を観ていることが前提の作りです。人物も設定も説明が最小限なので、初見では入りにくい。

この作品の良さ

  • 「個性による分断」を正面から扱った主題
  • 個性を持たない少年との組み合わせ
  • ボンズによるアクション作画
  • 三人同時のクライマックス

当サイトの評価

3.6/5.0

世界規模のテロを、3人の学生が止めに行く。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.4
映像美4.1
音楽3.9
演技3.6
余韻3.5

世間ではどう評価されているか

原作
堀越耕平 の漫画
制作
ボンズ
公開
2021

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

テレビアニメ『僕のヒーローアカデミア』の劇場版第3作です。

シリーズの背景にある「個性による差別」という主題を正面から扱った作品です。

こんな人におすすめ

  • テレビシリーズを観ている人
  • アクションアニメが好きな人
  • ヒーローものの社会的側面に関心がある人

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