ゴッドランドGODLAND
洋画2022年ドラマ2020年代アイスランド

ゴッドランド/GODLAND

143分。ほとんど何も起きませんが、映像で圧倒されます。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
フリーヌル・パルマソン
出演
エリオット・クロセット・ホーヴ、イングヴァール・E・シーグルズソン
製作国
デンマーク・アイスランドほか
上映時間
143分
公開
2023年(日本)

あらすじ(ネタバレなし)

19世紀後半、デンマーク統治下のアイスランド。若い牧師ルーカスが、教会を建てるために派遣されます。彼は湿板写真の機材を持参しています。

船で近くまで行けるにもかかわらず、彼は「土地を知るため」と称して陸路を選びます。案内人は、デンマーク語を話そうとしない現地の男ラグナルです。

河川、火山、氷、霧。旅は想定よりはるかに過酷で、ルーカスの信仰も体力も削られていきます。

ここが見どころ

画面の形

正方形に近い比率で、四隅が丸くなっています。19世紀の写真乾板を模しています。

馬の死のカット

1頭の馬が朽ちていく過程を、時間を飛ばして見せる一連。この映画の自然観が凝縮されています。

アイスランドの風景

誇張のない実景。人間がどれだけ小さいかが、構図で示されます。

この映画について:19世紀のアイスランド。教会を建てに来た牧師が、風景に負ける。

植民地支配の話でもあります。デンマーク人の牧師が現地の言葉を学ばず、それでも土地を導こうとするという構図が全編に通っています。

映像の力は圧倒的です。ただし、物語としての起伏はほとんどありません。

難点は143分の長さと、テンポの遅さです。人を選びます。

この作品の良さ

  • アイスランドの風景
  • 画面比の設計
  • 植民地支配という主題

当サイトの評価

4.1/5.0

19世紀のアイスランド。教会を建てに来た牧師が、風景に負ける。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.0
映像美5.0
音楽4.2
演技4.3
余韻4.5

世間ではどう評価されているか

カンヌ
ある視点部門 2022年
IMDb
7.1 /10
画面比
1.33:1に近い 写真乾板を模す

2022年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門で上映されました。

画面の形は19世紀の写真乾板を模しており、四隅が丸く処理されています。

こんな人におすすめ

  • 映像で圧倒されたい人
  • 北欧映画に関心がある人
  • テンポの遅さに耐えられる人

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