

マイ・エレメント
公開直後は苦戦しましたが、口コミで評価が上がっていった作品です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- ピーター・ソーン
- 製作
- ピクサー・アニメーション・スタジオ
- 声の出演(英語版)
- リア・ルイス、マムドゥ・アチー
- 製作国
- アメリカ
- 公開
- 2023年
- 興行収入
- 27.0億円(日本)
あらすじ(ネタバレなし)
火、水、土、風。四つの元素がそれぞれ人の姿で暮らす都市エレメント・シティ。火の一家は移民として街の外れに住み、小さな商店を営んでいます。
娘のエンバーは、いつか父の店を継ぐことを期待されていました。気性が激しく、すぐに感情が燃え上がってしまう自分を持て余しています。
ある日、店の配管が壊れ、水の青年ウェイドが検査官として現れます。触れれば互いに消えてしまう二人ですが、次第に惹かれ合っていきます。
ここが見どころ
移民の物語として
火の一族は言葉も習慣も異なる移民として描かれます。監督ピーター・ソーン自身が韓国系移民の家庭で育った経験が反映されており、細部が具体的です。
元素の表現
炎、水、雲、植物。それぞれの質感を保ったまま人物として動かすのは技術的に難題で、ピクサーの得意分野が活きています。
父との関係
恋愛と並行して、父の期待にどう応えるかという問題が進みます。実際にはこちらが主題と言っていい配分です。
この映画について:火と水は、触れ合えない。
恋愛映画として宣伝されましたが、実際の芯は親の期待と自分の望みの折り合いです。移民一世の親と二世の子という構図が、そのまま作品の骨格になっています。
設定の面白さもよく機能しています。触れられない二人がどう関係を作るか、という制約が具体的な工夫を生む。制約が物語を動かすという原則に忠実です。
難点は、街の設定に踏み込むほど疑問が生じることです。なぜ火だけが差別されるのか、社会の仕組みはどうなっているのか。比喩として読むと辻褄が合わない部分があります。
公開直後は興行的に苦戦しましたが、その後評価が上がりました。派手さがないぶん、じわじわ効くタイプの作品です。
この作品の良さ
- 移民一世と二世の関係という主題
- 元素の質感を保ったキャラクター表現
- 触れられないという制約が生む工夫
- 監督自身の経験に基づく細部
当サイトの評価
火と水は、触れ合えない。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.0 |
| 映像美 | 4.6 |
| 音楽 | 4.2 |
| 演技 | 4.0 |
| 余韻 | 4.2 |
世間ではどう評価されているか
- 興行収入
- 27.0 億円(日本)
- 製作
- ピクサー
- 公開
- 2023 年
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
ピクサーの長編作品で、監督のピーター・ソーンは自身の移民家庭での経験を反映させたと語っています。
公開直後は興行的に苦戦しましたが、口コミによって評価と成績を伸ばしました。
こんな人におすすめ
- 親との関係に悩んだことがある人
- 移民をめぐる物語に関心がある人
- ピクサー作品を追っている人
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