団地(2016年・邦画)のイメージ

団地

3.6/5当サイトの評価(5点満点)

予備知識なしで観たほうが、確実に面白い作品です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
阪本順治
出演
藤山直美、岸部一徳、石橋蓮司、大楠道代
製作国
日本
公開
2016年
ジャンル
コメディ/ドラマ
上映時間
103分

あらすじ(ネタバレなし)

漢方薬局をたたんだ山下清治とヒナ子の夫婦は、古い団地に移り住みます。息子を亡くしてから、二人の会話は少なくなっていました。

団地の自治会長選をめぐる噂話、井戸端会議、隣人の詮索。狭い共同体の中で、二人は次第に浮いていきます。

やがて清治が姿を見せなくなり、「妻が夫を殺して床下に埋めた」という噂が立ちます。しかし実際に起きていたことは、誰の想像とも違っていました。

ここが見どころ

藤山直美

喜劇の間の取り方が抜群です。この俳優の呼吸が、前半の生活描写を支えています。

団地という舞台

噂が伝わる速度、視線、狭い廊下。閉じた共同体の空気が的確に描かれます。

中盤以降の転換

何が起きるかは書きません。ジャンルそのものが変わります。

この映画について:老夫婦の日常が、途中から別のジャンルになる。

前半は、団地に暮らす老夫婦の生活喜劇です。噂話と人間関係の煩わしさが、可笑しく描かれます。

しかし中盤で、作品は思いもよらない方向へ進みます。この転換に乗れるかどうかで評価が真っ二つに分かれます。

私は好きです。喪失を抱えた夫婦の話を、まったく別の方法で着地させたと受け取りました。ただ、唐突だという批判も理解できます。

藤山直美と岸部一徳の演技は一貫して良い。荒唐無稽な展開になっても、二人の芝居だけは地に足がついています。

この作品の良さ

  • 藤山直美の喜劇の間
  • 団地という閉じた共同体の描写
  • 中盤の大胆な転換
  • 終始安定した主演二人の演技

当サイトの評価

3.6/5.0

老夫婦の日常が、途中から別のジャンルになる。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.6
映像美3.7
音楽3.6
演技4.0
余韻3.6

世間ではどう評価されているか

上映時間
103
監督
阪本順治
公開
2016

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

阪本順治が監督・脚本を務めた作品で、ロカルノ国際映画祭のコンペティション部門に出品されました。

中盤以降の展開については、評価が大きく分かれています。

こんな人におすすめ

  • 予想を裏切られたい人
  • 藤山直美の芝居を観たい人
  • 阪本順治の作品を追っている人

配信を探す

各サービスで「団地」を検索した結果へ移動します。配信の有無はリンク先でご確認ください(配信状況は頻繁に変わるため、当サイトでは配信中かどうかの判定はしていません)。