

団地
予備知識なしで観たほうが、確実に面白い作品です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- 阪本順治
- 出演
- 藤山直美、岸部一徳、石橋蓮司、大楠道代
- 製作国
- 日本
- 公開
- 2016年
- ジャンル
- コメディ/ドラマ
- 上映時間
- 103分
あらすじ(ネタバレなし)
漢方薬局をたたんだ山下清治とヒナ子の夫婦は、古い団地に移り住みます。息子を亡くしてから、二人の会話は少なくなっていました。
団地の自治会長選をめぐる噂話、井戸端会議、隣人の詮索。狭い共同体の中で、二人は次第に浮いていきます。
やがて清治が姿を見せなくなり、「妻が夫を殺して床下に埋めた」という噂が立ちます。しかし実際に起きていたことは、誰の想像とも違っていました。
ここが見どころ
藤山直美
喜劇の間の取り方が抜群です。この俳優の呼吸が、前半の生活描写を支えています。
団地という舞台
噂が伝わる速度、視線、狭い廊下。閉じた共同体の空気が的確に描かれます。
中盤以降の転換
何が起きるかは書きません。ジャンルそのものが変わります。
この映画について:老夫婦の日常が、途中から別のジャンルになる。
前半は、団地に暮らす老夫婦の生活喜劇です。噂話と人間関係の煩わしさが、可笑しく描かれます。
しかし中盤で、作品は思いもよらない方向へ進みます。この転換に乗れるかどうかで評価が真っ二つに分かれます。
私は好きです。喪失を抱えた夫婦の話を、まったく別の方法で着地させたと受け取りました。ただ、唐突だという批判も理解できます。
藤山直美と岸部一徳の演技は一貫して良い。荒唐無稽な展開になっても、二人の芝居だけは地に足がついています。
この作品の良さ
- 藤山直美の喜劇の間
- 団地という閉じた共同体の描写
- 中盤の大胆な転換
- 終始安定した主演二人の演技
当サイトの評価
老夫婦の日常が、途中から別のジャンルになる。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 3.6 |
| 映像美 | 3.7 |
| 音楽 | 3.6 |
| 演技 | 4.0 |
| 余韻 | 3.6 |
世間ではどう評価されているか
- 上映時間
- 103 分
- 監督
- 阪本順治
- 公開
- 2016 年
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
阪本順治が監督・脚本を務めた作品で、ロカルノ国際映画祭のコンペティション部門に出品されました。
中盤以降の展開については、評価が大きく分かれています。
こんな人におすすめ
- 予想を裏切られたい人
- 藤山直美の芝居を観たい人
- 阪本順治の作品を追っている人
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