コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年・邦画)のイメージ
邦画2020年コメディ2020年代日本

コンフィデンスマンJP プリンセス編

何度も観ていると手口は読めるのですが、それでも成立してしまう不思議な作品です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
田中亮
脚本
古沢良太
出演
長澤まさみ、東出昌大、小手伸也、関水渚
製作国
日本
公開
2020年
原型
フジテレビ系ドラマ

あらすじ(ネタバレなし)

信用詐欺師のダー子、ボクちゃん、リチャードの三人は、次の標的を探していました。目をつけたのは、南国の島国フルーツ王国です。

その国では、王位継承をめぐる争いが起きていました。莫大な資産を持つ王家に、失われた王女がいるという噂があります。

ダー子たちは、王女に仕立てた人物を送り込む計画を立てます。しかし同じ標的を狙う別の詐欺師集団も動いており、事態は入り組んでいきます。

ここが見どころ

古沢良太の脚本

『キサラギ』と同じ書き手です。情報を出す順番だけで観客を騙すという技術が、このシリーズの本体になっています。

長澤まさみのダー子

変装、早口、傍若無人。この役をここまで楽しそうに演じられる俳優はそう多くありません。シリーズの牽引役です。

様式の徹底

毎回同じ型——標的、計画、失敗に見える展開、種明かし——を繰り返します。型が決まっているからこそ、崩し方が楽しめる。

この映画について:騙されると分かっていて、それでも騙される楽しさ。

シリーズものとして、やることは毎回同じです。最後に「実は全部仕込みでした」という種明かしが来る。それが分かっていて観るのに、それでも成立している。

理由は、観客を騙す仕掛けが二重三重に用意されているからです。一度目の種明かしのあとにもう一度ひっくり返る。手口を読もうとする観客の裏をかく設計になっています。

一方で、人物の内面は掘り下げられません。ダー子たちがなぜ詐欺師をしているのかは、ほとんど語られない。そこを求める作品ではないと割り切る必要があります。

本作では真珠の女王を演じるゲストが見どころで、シリーズの中でも豪華な布陣です。ドラマ版を観ていなくても問題なく入れます。

この作品の良さ

  • 情報の出し順で騙す古沢良太の脚本
  • 長澤まさみのダー子
  • 型が決まっているからこその崩しの楽しさ
  • ドラマ未見でも入れる作り

当サイトの評価

3.7/5.0

騙されると分かっていて、それでも騙される楽しさ。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.9
映像美3.9
音楽3.8
演技3.9
余韻3.5

世間ではどう評価されているか

脚本
古沢良太
原型
フジテレビ 系ドラマ
公開
2020

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

フジテレビ系ドラマ『コンフィデンスマンJP』の劇場版第2作です。脚本は『キサラギ』の古沢良太。

種明かしを二重三重に仕込む構成がシリーズの特徴になっています。当サイトでは『キサラギ』も収録しています。

こんな人におすすめ

  • 騙し合いの映画が好きな人
  • 気楽に観られる娯楽作を探している人
  • 長澤まさみの喜劇を観たい人

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