AND THE SUNDANCE KID
明日に向って撃て!
西部劇に馴染みがなくても入りやすい一本です。むしろ、西部劇らしくないことが魅力になっています。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- ジョージ・ロイ・ヒル
- 脚本
- ウィリアム・ゴールドマン
- 出演
- ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、キャサリン・ロス
- 音楽
- バート・バカラック
- 上映時間
- 110分
- 日本公開
- 1970年2月
あらすじ(ネタバレなし)
19世紀末のアメリカ西部。頭の回る強盗ブッチと、腕は立つが無口なサンダンスは、列車強盗を繰り返して暮らしていました。しかし時代は変わり、鉄道会社は専門の追跡部隊を雇います。
どこまでも執拗に追ってくる一団から逃げ切れないと悟った二人は、サンダンスの恋人エッタとともに、南米ボリビアへ渡ることを決めます。
ここが見どころ
会話の軽さ
強盗のはずが、二人はずっと軽口を叩いています。この軽さがあるから、追い詰められていることの重さが逆に伝わる。
自転車と『雨にぬれても』
物語を止めて挿入される、自転車で遊ぶだけの数分。この場面があることで、失われるものが具体的になります。
この映画について:西部劇が終わっていく時代の、終わっていく二人。
西部劇でありながら、銃撃戦は多くありません。描かれているのは「時代が終わったのに、生き方を変えられなかった二人」で、だから逃げ続ける話になります。
ウィリアム・ゴールドマンの脚本は会話が抜群にうまく、二人の掛け合いだけで110分持ちます。ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードの相性も完璧です。
難点は、女性であるエッタの扱いが薄いことと、南米に渡ってからの中盤がやや間延びすることでしょうか。ラストの処理は非常に有名で、そこも含めて記憶される作品です。
この作品の良さ
- 会話の軽さと切なさの同居
- ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードの相性
- バート・バカラックの音楽
当サイトの評価
西部劇が終わっていく時代の、終わっていく二人。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.7 |
| 映像美 | 4.5 |
| 音楽 | 4.7 |
| 演技 | 4.7 |
| 余韻 | 4.5 |
世間ではどう評価されているか
- 米アカデミー賞
- 4冠 脚本賞・撮影賞・作曲賞・歌曲賞
- IMDb
- 8.0 /10
- 主題歌
- 大ヒット 『雨にぬれても』
第42回アカデミー賞で脚本賞・撮影賞・作曲賞・歌曲賞の4部門を受賞しました。主題歌『雨にぬれても』は映画を離れて広く知られています。
こんな人におすすめ
- 西部劇に馴染みがない人
- 会話劇が好きな人
- 1960年代末のアメリカ映画に興味がある人
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