座頭市ZATOICHI
邦画2003年時代劇2000年代北野武

座頭市

北野作品の中でいちばん娯楽に振れた一本です。時代劇の予備知識は要りません。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本・主演
北野武
出演
ビートたけし、浅野忠信、大楠道代、岸部一徳
音楽
鈴木慶一
上映時間
116分
公開
2003年9月

あらすじ(ネタバレなし)

宿場町に流れてきた盲目の按摩・市。実は居合の達人である彼は、賭場でいかさまを見抜き、町を仕切る一家と関わることになります。

同じ町には、病の妻のために用心棒として雇われた浪人と、親の仇を探す旅芸人の姉弟がいました。それぞれの事情が、町の抗争の中で交差していきます。

ここが見どころ

音のリズム

畑を耕す鍬、雨だれ、家を建てる槌。作業音がそのまま音楽になる場面が全編に配置されています。

最後のタップ

町の全員が下駄でタップダンスを踊る数分。時代劇としては完全に逸脱していますが、この作品の音の主題を締める形になっています。

この映画について:最後に全員でタップダンスを踊る。

時代劇の様式を借りながら、音とリズムで組み立てた作品です。殺陣もリズムで刻まれます。

血の表現はデジタル処理で、リアルさより様式を選んでいます。ここは好みが分かれるところです。

難点は、複数の筋が並行して散らかることと、殺陣が短くあっけないことです。ただ、娯楽作としてよくできています。

この作品の良さ

  • 作業音をリズムにする音の設計
  • 最後のタップの場面
  • 娯楽作としての分かりやすさ

当サイトの評価

4.4/5.0

最後に全員でタップダンスを踊る。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.2
映像美4.7
音楽4.8
演技4.5
余韻4.3

世間ではどう評価されているか

ヴェネツィア
監督賞 2003年
国内興行収入
約28 億円
IMDb
7.4 /10

ヴェネツィア国際映画祭で監督賞を受賞。北野武監督作品としては国内最大のヒットとなりました。勝新太郎主演の長寿シリーズを下敷きにしています。

こんな人におすすめ

  • 時代劇の入り口を探している人
  • 音の設計に興味がある人
  • 北野武作品を娯楽として観たい人

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