

夜空はいつでも最高密度の青色だ
恋愛映画の形をしていますが、実質は東京についての映画です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- 石井裕也
- 原作
- 最果タヒの詩集
- 出演
- 石橋静河、池松壮亮、松田龍平、田中哲司
- 製作国
- 日本
- 公開
- 2017年
- ジャンル
- 恋愛/ドラマ
あらすじ(ネタバレなし)
美香は看護師として働きながら、夜はガールズバーで働いています。人と深く関わることを避けてきました。
慎二は日雇いの建設作業員です。片目の視力を失っており、常に不安を抱えながら軽口を叩いています。
偶然出会った二人は、噛み合わない会話を重ねます。東京という街で、二人はそれぞれ死を身近に感じながら生きていました。
ここが見どころ
詩集が原作
物語のない詩集から作られています。台詞に詩の一節が挟まれるという異例の構成です。
東京の撮り方
工事現場、病院、夜の街。オリンピック前の東京が、落ち着かない場所として撮られています。
石橋静河
本作が本格的な映画デビューです。感情を出さない人物を、身体の使い方で成立させています。
この映画について:看護師と日雇い労働者が、東京で出会う。
詩集を原作にするという異例の企画です。物語は石井裕也が新たに作りました。
描かれているのは、東京で生きることの落ち着かなさです。人が多く、金がなく、常に何かが工事中で、誰かが死んでいる。
二人の会話は噛み合いません。それでも一緒にいる、という状態が丁寧に描かれます。恋愛映画としては極めて地味です。
詩の朗読が挟まれる構成は、好みが分かれるでしょう。説明的に感じる場面もあります。
この作品の良さ
- 詩集を原作にした異例の構成
- 東京を落ち着かない場所として撮る視線
- 石橋静河の身体の使い方
- 噛み合わない会話の積み重ね
当サイトの評価
看護師と日雇い労働者が、東京で出会う。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 3.9 |
| 映像美 | 4.2 |
| 音楽 | 4.0 |
| 演技 | 4.2 |
| 余韻 | 4.1 |
世間ではどう評価されているか
- 原作
- 最果タヒ の詩集
- 監督
- 石井裕也
- 公開
- 2017 年
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
最果タヒの詩集を原作とする異色の企画で、各種映画賞で評価されました。
詩の朗読が挟まれる構成については、好みが分かれます。
こんな人におすすめ
- 東京で暮らしている(いた)人
- 地味な恋愛映画が好きな人
- 石井裕也の作品を追っている人
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