夜空はいつでも最高密度の青色だ(2017年・邦画)のイメージ

夜空はいつでも最高密度の青色だ

3.9/5当サイトの評価(5点満点)

恋愛映画の形をしていますが、実質は東京についての映画です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
石井裕也
原作
最果タヒの詩集
出演
石橋静河、池松壮亮、松田龍平、田中哲司
製作国
日本
公開
2017年
ジャンル
恋愛/ドラマ

あらすじ(ネタバレなし)

美香は看護師として働きながら、夜はガールズバーで働いています。人と深く関わることを避けてきました。

慎二は日雇いの建設作業員です。片目の視力を失っており、常に不安を抱えながら軽口を叩いています。

偶然出会った二人は、噛み合わない会話を重ねます。東京という街で、二人はそれぞれ死を身近に感じながら生きていました。

ここが見どころ

詩集が原作

物語のない詩集から作られています。台詞に詩の一節が挟まれるという異例の構成です。

東京の撮り方

工事現場、病院、夜の街。オリンピック前の東京が、落ち着かない場所として撮られています。

石橋静河

本作が本格的な映画デビューです。感情を出さない人物を、身体の使い方で成立させています。

この映画について:看護師と日雇い労働者が、東京で出会う。

詩集を原作にするという異例の企画です。物語は石井裕也が新たに作りました。

描かれているのは、東京で生きることの落ち着かなさです。人が多く、金がなく、常に何かが工事中で、誰かが死んでいる。

二人の会話は噛み合いません。それでも一緒にいる、という状態が丁寧に描かれます。恋愛映画としては極めて地味です。

詩の朗読が挟まれる構成は、好みが分かれるでしょう。説明的に感じる場面もあります。

この作品の良さ

  • 詩集を原作にした異例の構成
  • 東京を落ち着かない場所として撮る視線
  • 石橋静河の身体の使い方
  • 噛み合わない会話の積み重ね

当サイトの評価

3.9/5.0

看護師と日雇い労働者が、東京で出会う。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.9
映像美4.2
音楽4.0
演技4.2
余韻4.1

世間ではどう評価されているか

原作
最果タヒ の詩集
監督
石井裕也
公開
2017

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

最果タヒの詩集を原作とする異色の企画で、各種映画賞で評価されました。

詩の朗読が挟まれる構成については、好みが分かれます。

こんな人におすすめ

  • 東京で暮らしている(いた)人
  • 地味な恋愛映画が好きな人
  • 石井裕也の作品を追っている人

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