彼女がその名を知らない鳥たち(2017年・邦画)のイメージ

彼女がその名を知らない鳥たち

3.9/5当サイトの評価(5点満点)

不快な作品ですが、最後まで観ると印象が変わります。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
白石和彌
原作
沼田まほかる『彼女がその名を知らない鳥たち』
出演
蒼井優、阿部サダヲ、松坂桃李、竹野内豊
製作国
日本
公開
2017年
ジャンル
ドラマ/サスペンス

あらすじ(ネタバレなし)

十和子は、15歳年上の陣治に養われながら暮らしています。彼を汚らしいと罵り、家事もせず、5年前に別れた男のことを忘れられずにいました。

陣治は日雇いの仕事をしながら、彼女に尽くし続けます。粗野で、身なりも構わず、しかし決して彼女を責めません。

十和子は新しい男と関係を持ち始めます。同じ頃、かつての恋人が行方不明になっているという話が耳に入りました。

ここが見どころ

共感できない人物

主要人物の全員に欠陥があります。誰にも味方できないまま2時間近く進みます。

阿部サダヲ

汚らしく、しつこく、そして哀れです。この俳優のこれまでの役柄とまるで違う造形です。

終盤の反転

ある事実が明かされることで、それまで見ていたものの意味が変わります。この設計のために、前半の不快さがある。

この映画について:最低の男と、最低の女の話。

極めて不快な作品です。登場人物に一人も好感の持てる人がいません。

しかしそれが設計です。終盤である事実が明かされると、前半で不快だった行動の意味が変わります。この反転が本作の全部です。

蒼井優と阿部サダヲの演技が支えています。特に阿部サダヲは、不潔さと献身を同居させています。

後味は悪い。反転しても救われるわけではありません。それでも、構成の巧みさは評価に値します。

この作品の良さ

  • 誰にも共感させない構成
  • 阿部サダヲの造形
  • 終盤の反転の設計
  • 蒼井優の演技

当サイトの評価

3.9/5.0

最低の男と、最低の女の話。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.9
映像美3.9
音楽3.7
演技4.4
余韻4.0

世間ではどう評価されているか

原作
沼田まほかる の小説
監督
白石和彌
公開
2017

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

沼田まほかるの小説を原作とする作品です。

不快な描写と性描写を含み、後味は良くありません。

こんな人におすすめ

  • 後味の悪い作品に耐えられる人
  • 構成の仕掛けが好きな人
  • 白石和彌の作品を追っている人

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