少女(2016年・邦画)のイメージ

少女

3.5/5当サイトの評価(5点満点)

湊かなえらしい、後味の重い作品です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
三島有紀子
原作
湊かなえ『少女』
出演
本田翼、山本美月、佐藤玲、稲垣吾郎
製作国
日本
公開
2016年
ジャンル
ドラマ/サスペンス

あらすじ(ネタバレなし)

高校生の由紀と敦子は、互いを唯一の理解者だと思っています。しかし二人のあいだには、口に出さない嫉妬と競争がありました。

ある日、転校生から「人が死ぬところを見た」と聞かされます。二人はそれぞれ、死に立ち会う方法を探し始めました。

由紀は小学生の家庭教師として、敦子は老人ホームのボランティアとして。それぞれの場所で、二人は自分が何を求めていたのかを知ることになります。

ここが見どころ

二人の関係

親友でありながら、互いを出し抜こうとしています。友情と敵意が同じ場所にあるという描き方です。

死を見たいという動機

残酷な願望に見えますが、その裏にあるのは自分の空虚さだと次第に分かってきます。

偶然の連鎖

湊かなえの原作らしく、無関係に見えた人物が終盤でつながります。

この映画について:人が死ぬところを見たい、と二人は言う。

十代の少女二人の、危うい関係を描いた作品です。友情として提示されるものが、実際には支配と依存でもある。

「死を見たい」という動機は不謹慎ですが、それが自分の人生の実感のなさから来ていることが丁寧に示されます。

終盤で人物同士のつながりが明かされる構成は、原作通りです。ただ、偶然に頼りすぎている印象は残ります。

俳優陣の演技は真面目で、特に本田翼はこれまでの役柄と違う面を見せています。後味は重く、救いは限定的です。

この作品の良さ

  • 友情と敵意が同居する関係の描写
  • 動機の裏にある空虚さの提示
  • 本田翼のこれまでと異なる役柄
  • 原作の構造を保った翻案

当サイトの評価

3.5/5.0

人が死ぬところを見たい、と二人は言う。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.5
映像美3.7
音楽3.6
演技3.9
余韻3.6

世間ではどう評価されているか

原作
湊かなえ の小説
監督
三島有紀子
公開
2016

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

湊かなえの小説を原作とする作品です。

終盤の偶然の連鎖については、原作を含めて指摘があります。いじめや自死の描写を含みます。

こんな人におすすめ

  • 湊かなえの原作が好きな人
  • 十代の関係を描いた作品に関心がある人
  • 後味の重い作品に耐えられる人

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