新聞記者THE JOURNALIST
新聞記者
点数は低めです。作品の出来と、作られたことの意味を分けて書きます。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- 藤井道人
- 原案
- 望月衣塑子
- 出演
- シム・ウンギョン、松坂桃李、田中哲司
- 上映時間
- 113分
- 公開
- 2019年6月
あらすじ(ネタバレなし)
東都新聞の記者・吉岡エリカのもとに、大学新設計画に関する匿名のファックスが届きます。父を報道の犠牲で失った彼女は、単独で調査を始めます。
一方、内閣情報調査室に出向中の官僚・杉原は、政権に不都合な人物の情報を流す業務に疑問を持ち始めます。二人の道が交わっていきます。
ここが見どころ
内調の描写
薄暗い部屋でひたすらSNSに書き込む職員たち。この画が公開時に強い印象を残しました。
企画そのもの
現実の政治的疑惑を明確に想起させる題材を、商業映画として作った。この一点でこの作品は記憶されています。
この映画について:現実の出来事を、そのまま題材にした。
率直に言って、映画としての完成度は高くありません。人物の描写が平板で、台詞も説明的。展開も予定調和です。
それでも取り上げたのは、こうした題材が日本の商業映画でほとんど作られてこなかったからです。企画されたこと自体に意味がある。
難点は、その意義に作品の質が追いついていないことです。「重要だが、良い映画ではない」という評価が正確だと思います。点数を低めにしたのはそのためです。
この作品の良さ
- 日本の商業映画で稀な題材
- 内調の描写の印象の強さ
- 松坂桃李とシム・ウンギョンの芝居
当サイトの評価
4.0/5.0
現実の出来事を、そのまま題材にした。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 3.9 |
| 映像美 | 4.0 |
| 音楽 | 4.0 |
| 演技 | 4.4 |
| 余韻 | 4.1 |
世間ではどう評価されているか
- 日本アカデミー賞
- 3冠 最優秀作品賞ほか
- 国内興行収入
- 約6 億円
- IMDb
- 6.2 /10
第43回日本アカデミー賞で最優秀作品賞・最優秀主演男優賞・最優秀主演女優賞を受賞しました。受賞そのものが議論を呼んだ作品でもあります。
こんな人におすすめ
- 社会派の題材に関心がある人
- 作品の質と意義を分けて考えられる人
- 日本の映画産業の現状に興味がある人
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