センチメンタル・バリューSENTIMENTAL VALUE
洋画2025年ドラマ2020年代ヨアキム・トリアー

センチメンタル・バリュー

『わたしは最悪。』の監督作です。あの映画が好きなら確実に届きます。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
ヨアキム・トリアー
脚本
トリアー、エスキル・フォクト
出演
レナーテ・レインスヴェ、ステラン・スカルスガルド、インガ・イブスドッター・リッレオース、エル・ファニング
製作国
ノルウェーほか
上映時間
133分
公開
2026年2月20日(日本)

あらすじ(ネタバレなし)

オスロの古い一軒家。母の葬儀のため、舞台女優のノラと、妹で研究者のアグネスが久しぶりに顔を合わせます。

そこへ、長く家を離れていた父グスタフが現れます。かつて評価された映画監督ですが、近年は仕事がありません。

彼はノラに脚本を渡します。この家と、彼の母について書いた作品でした。ノラは断ります。すると父は、ハリウッド女優にその役を持ちかけます。

ここが見どころ

家という登場人物

冒頭、家自体の視点から100年の歴史が語られます。建物が記憶の器として置かれます。

ステラン・スカルスガルド

許されるべきでない父。それでも作品は彼を切り捨てません。アカデミー助演男優賞にノミネートされました。

撮影の場面

終盤、映画の撮影が始まります。演じることが、和解の代わりになるという着地です。

この映画について:疎遠だった父が、娘に「この役を演じてほしい」と脚本を渡す。

『わたしは最悪。』と同じ監督・脚本家・主演の組み合わせです。今回は「創作は人を救うのか」という問いが中心にあります。

父も娘も、最後まではっきりした言葉で和解しません。それでも何かが変わる、という程度の着地が誠実です。

難点は133分の長さと、人物の関係が把握しにくい前半です。

この作品の良さ

  • 家を登場人物として扱う構成
  • 俳優陣の演技
  • 和解を言葉にしない着地

当サイトの評価

4.5/5.0

疎遠だった父が、娘に「この役を演じてほしい」と脚本を渡す。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.6
映像美4.5
音楽4.5
演技4.9
余韻4.7

世間ではどう評価されているか

カンヌ
グランプリ 2025年
アカデミー賞
国際長編映画賞 2026年
IMDb
7.8 /10

2025年のカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞し、第98回アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞しました。

ヨアキム・トリアー監督と主演レナーテ・レインスヴェは、『わたしは最悪。』に続く組み合わせです。

こんな人におすすめ

  • 『わたしは最悪。』が好きだった人
  • 家族の話が好きな人
  • 北欧映画を追いたい人

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