プロミシング・ヤング・ウーマンPROMISING YOUNG WOMAN
洋画2020年サスペンス2020年代復讐

プロミシング・ヤング・ウーマン

終盤の展開で、評価が大きく分かれる作品です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
エメラルド・フェネル
出演
キャリー・マリガン、ボー・バーナム、アリソン・ブリー
製作国
アメリカ・イギリス
上映時間
113分
公開
2021年7月(日本)

あらすじ(ネタバレなし)

30歳のキャシーは、医大を中退し、実家に住み、カフェで働いています。将来を嘱望されていた彼女がなぜそうなったのか、周囲は知りません。

毎週末、彼女はクラブで泥酔したふりをします。「介抱する」と言って部屋に連れ帰ろうとする男が現れると、彼女は正気に戻ります。

そんな日々の中、医大時代の同級生ライアンと再会します。同時に、彼女が抱えてきた出来事の関係者たちの現在も分かってきます。

ここが見どころ

色彩設計

パステルカラーとポップな音楽。題材の重さと画面の軽さのずれが、そのまま不快感として設計されています。

「いい人」の描き方

登場する男たちは、自分を善良だと思っています。悪意のない加担を描くことが、この映画の狙いです。

終盤の展開

観客の期待を裏切る方向へ進みます。ここが最大の論点です。

この映画について:酔ったふりをして、近づいてくる男を待つ。

復讐劇の爽快感を意図的に与えません。「復讐は成立するのか」という問いに、この映画はかなり苦い答えを出します。

エメラルド・フェネルは本作でアカデミー脚本賞を受賞しました。長編監督デビュー作です。

難点は、終盤の展開への賛否が激しいことと、実在の被害者を軽んじているという批判もあることです。

この作品の良さ

  • 色彩と主題のずれの設計
  • 悪意のない加担という着眼
  • キャリー・マリガンの演技

当サイトの評価

4.1/5.0

酔ったふりをして、近づいてくる男を待つ。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.2
映像美4.4
音楽4.3
演技4.6
余韻4.3

世間ではどう評価されているか

アカデミー賞
脚本賞 2021年
IMDb
7.5 /10
監督
長編デビュー作 エメラルド・フェネル

第93回アカデミー賞で脚本賞を受賞し、作品賞・監督賞・主演女優賞を含む5部門にノミネートされました。

エメラルド・フェネルの長編監督デビュー作です。

こんな人におすすめ

  • 議論を呼んだ作品を観たい人
  • 苦い復讐劇が好きな人
  • 色彩設計に興味がある人

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