OF OTHERS
THE PRESTIGE
プレステージ
仕掛けのある作品なので、内容には最小限しか触れません。予備知識なしで観るのが理想です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- クリストファー・ノーラン
- 原作
- クリストファー・プリースト
- 出演
- ヒュー・ジャックマン、クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、スカーレット・ヨハンソン
- 上映時間
- 130分
- 日本公開
- 2007年6月
あらすじ(ネタバレなし)
19世紀末のロンドン。同じ師のもとで働いていた奇術師アンジャーとボーデンは、ある事故をきっかけに憎み合うようになります。
互いの舞台を妨害し、種を盗み合う日々。ボーデンが完成させた瞬間移動の大技を、アンジャーはどうしても再現できません。執着は、二人の人生を食い尽くしていきます。
ここが見どころ
三段階の構造
冒頭で手品は「確認」「展開」「偉業」の三段階だと説明されます。映画自体がその三段階で組まれているという設計です。
日記の入れ子
互いの日記を読み合う形で語られ、時系列が入り組みます。誰の視点かを常に確認させる作りです。
この映画について:手品の構造を、そのまま映画の構造にする。
構造の映画です。手品の理屈をそのまま映画の理屈にしたことで、観客は「騙されると分かっていて騙される」という状態に置かれます。
同時に、執着の話でもあります。二人とも相手を出し抜くために、取り返しのつかないものを差し出していく。
難点は、時系列が入り組んで初見では混乱すること、そして終盤の要素がSF寄りになることです。ここで乗れないと評価が下がります。
この作品の良さ
- 手品の構造を映画の構造にした設計
- 執着を描く人物造形
- 二度目に効く伏線
当サイトの評価
4.5/5.0
手品の構造を、そのまま映画の構造にする。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.8 |
| 映像美 | 4.6 |
| 音楽 | 4.4 |
| 演技 | 4.6 |
| 余韻 | 4.5 |
世間ではどう評価されているか
- IMDb
- 8.5 /10
- 米アカデミー賞
- 2部門 撮影賞・美術賞にノミネート
- 原作
- クリストファー・プリースト 同名小説
公開当時は同時期の他作品の陰に隠れましたが、年を追うごとに評価が上がり、ノーラン監督作品の中でも人気が高い一本になっています。
こんな人におすすめ
- 構造で驚かせる映画が好きな人
- 二度観るのが苦にならない人
- 『メメント』が好きだった人
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