ペンギン・ハイウェイPENGUIN HIGHWAY
邦画2018年アニメ2010年代森見登美彦

ペンギン・ハイウェイ

子ども向けに見えて、扱っているのは喪失の話です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
石田祐康
脚本
上田誠
原作
森見登美彦
制作
スタジオコロリド
上映時間
118分
公開
2018年8月

あらすじ(ネタバレなし)

郊外の新興住宅地。小学4年のアオヤマ君は、何でもノートに記録し、研究する少年です。「ぼくは毎日ノートに三ページ、何かを書く」

ある日、町にペンギンの群れが突然現れます。海はないのに、どこからともなく。彼は調査を開始します。

手がかりは、歯科医院に勤める「お姉さん」でした。彼女がコーラの缶を投げると、それはペンギンに変わったのです。

ここが見どころ

研究という形式

仮説を立て、観察し、記録する。子どもの好奇心を、そのまま物語の駆動力にしています。

夏の郊外

住宅地、川、草原。特別ではない場所を、特別な夏として描く画作りです。

終盤の海

町の上に現れる巨大な現象。理屈は最後まで説明されません。

この映画について:郊外の町にペンギンが現れる。小学4年生が研究を始める。

少年の一人称で語られるため、「お姉さん」が何者かは最後まで彼の理解の範囲でしか分かりません。その限界が、そのまま切なさになります。

スタジオコロリドの長編としては初期の作品で、作画は非常に丁寧です。

難点は、118分の中盤がやや冗長なことと、少年の「お姉さん」への視線に生々しさがあり、抵抗を感じる人がいることです。

この作品の良さ

  • 研究という形式の面白さ
  • 夏の郊外の画作り
  • 説明しない終盤

当サイトの評価

4.1/5.0

郊外の町にペンギンが現れる。小学4年生が研究を始める。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.1
映像美4.5
音楽4.3
演技4.0
余韻4.3

世間ではどう評価されているか

受賞
各アニメ賞 アニメーション作品賞ほか
原作
日本SF大賞 森見登美彦
IMDb
7.2 /10

国内のアニメーション賞を受賞しています。

原作は第31回日本SF大賞を受賞した森見登美彦の小説です。

こんな人におすすめ

  • 夏のアニメ映画を探している人
  • 森見登美彦作品が好きな人
  • ひと夏の話が好きな人

配信を探す

各サービスで「ペンギン・ハイウェイ」を検索した結果へ移動します。配信の有無はリンク先でご確認ください(配信状況は頻繁に変わるため、当サイトでは配信中かどうかの判定はしていません)。