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洋画1959年サスペンス1950年代ヒッチコック

北北西に進路を取れ

ヒッチコック作品でいちばん娯楽に振り切った一本です。難しいことは何もありません。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
アルフレッド・ヒッチコック
脚本
アーネスト・レーマン
出演
ケーリー・グラント、エヴァ・マリー・セイント、ジェームズ・メイソン
音楽
バーナード・ハーマン
上映時間
136分
公開
1959年(アメリカ)

あらすじ(ネタバレなし)

広告会社の重役ロジャー・ソーンヒルは、ホテルで人違いから拉致されます。存在しないスパイ「キャプラン」と間違えられたのです。

殺人の濡れ衣を着せられた彼は、警察と敵の両方から追われながら、列車でシカゴへ、そしてサウスダコタへと逃げます。途中で出会った女性イヴは、味方なのか敵なのか分かりません。

ここが見どころ

複葉機の襲撃

何もない平原で、農薬散布機が主人公を追いかけ回す。隠れる場所がないという恐怖を、明るい昼間に作った有名な場面です。

存在しない人物

追われている「キャプラン」は実在しません。中身のない目的物を巡って全員が動くという構造が徹底しています。

この映画について:人違いで追われる男が、アメリカを横断する。

巻き込まれ型サスペンスの型が、ここで完成しています。普通の男が、理由も分からず追われ、逃げながら真相に近づく。以降の娯楽アクションの多くがこの型です。

136分ありますが、移動し続けるので飽きません。列車、オークション会場、山。場所が変わるたびに状況も変わります。

難点は、いま観ると展開が読めることと、ヒロインの立ち位置の変化がやや強引なことです。ただ娯楽としての完成度は非常に高い。

この作品の良さ

  • 巻き込まれ型サスペンスの型を完成させた構成
  • 複葉機の場面
  • 移動し続けることで飽きさせない設計

当サイトの評価

4.7/5.0

人違いで追われる男が、アメリカを横断する。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.8
映像美4.7
音楽4.7
演技4.6
余韻4.4

世間ではどう評価されているか

IMDb
8.3 /10
影響
以降の娯楽アクションの原型
音楽
バーナード・ハーマン 疾走感のある主題

007シリーズをはじめ、その後のスパイ・アクション作品に決定的な影響を与えました。ヒッチコック監督の作品の中でも、もっとも娯楽性が高い一本とされています。

こんな人におすすめ

  • 古典的なサスペンスを試したい人
  • 娯楽作が好きな人
  • ヒッチコックの入り口を探している人

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