ナミビアの砂漠(2024年・邦画)のイメージ

ナミビアの砂漠

4.0/5当サイトの評価(5点満点)

主人公を好きになれるかどうかは、この作品の評価と関係ありません。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
山中瑶子
出演
河合優実、金子大地、寛一郎、唐田えりか
製作国
日本
公開
2024年
受賞
カンヌ国際映画祭 国際映画批評家連盟賞(ある視点部門)
上映時間
137分

あらすじ(ネタバレなし)

21歳のカナは、脱毛サロンで働きながら、優しい恋人と暮らしています。生活に不足はありません。

しかし彼女は、その関係をあっさり捨てて別の男のもとへ移ります。理由は説明されません。

新しい生活も、やがて荒れていきます。暴力、無気力、通販、動画。何かを求めているようにも、何も求めていないようにも見える日々が続きます。

ここが見どころ

河合優実の存在

全編ほぼ出ずっぱりです。魅力的にも不快にも振り切らず、ただそこにいるという難しい状態を保っています。

説明の拒否

行動の理由が示されません。観客が納得するための材料が意図的に取り除かれています。

タイトルの意味

ナミビアの砂漠を映すライブ配信が、作中で繰り返し流れます。何も起きない映像を見続けるという行為が、彼女の状態と重なります。

この映画について:21歳。何も欲しくないし、何もしたくない。

共感を求めない作品です。主人公は身勝手で、暴力的で、他人を傷つけます。その行動に理由は与えられません。

この不親切さが、本作の方法です。「なぜそうするのか」を説明した瞬間に嘘になる種類の状態を扱っているからでしょう。

河合優実の仕事が圧倒的です。台詞回しも身体の使い方も、これまでの日本映画の若手女優像とは別のところにあります。

137分は長く、観ていて疲れます。好き嫌いが極端に分かれる作品なので、万人には勧めません。

この作品の良さ

  • 河合優実の演技
  • 行動の理由を説明しない構成
  • タイトルの映像と主人公の状態の重なり
  • 共感を求めない姿勢

当サイトの評価

4.0/5.0

21歳。何も欲しくないし、何もしたくない。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.0
映像美4.1
音楽3.9
演技4.5
余韻4.1

世間ではどう評価されているか

カンヌ
受賞 国際映画批評家連盟賞
上映時間
137
公開
2024

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

カンヌ国際映画祭のある視点部門で国際映画批評家連盟賞を受賞しました。

主人公への共感を求めない作りで、評価は分かれています。河合優実の演技への評価は高い。

こんな人におすすめ

  • 共感できない主人公に耐えられる人
  • 河合優実の出演作を追っている人
  • 説明のない作品が好きな人

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