

レジェンド&バタフライ
大作の体裁で、実際にはかなり内向きな話をしています。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- 大友啓史
- 脚本
- 古沢良太
- 出演
- 木村拓哉、綾瀬はるか、市川染五郎、中谷美紀
- 上映時間
- 168分
- 公開
- 2023年
- 備考
- 東映70周年記念作品
あらすじ(ネタバレなし)
うつけと呼ばれていた若き織田信長のもとに、美濃から濃姫が嫁いできます。政略結婚であり、二人の関係は最悪でした。
気の強い濃姫は信長を見下し、信長も彼女を疎んじます。しかし度重なる危機を共に乗り越えるうち、二人の関係は少しずつ変わっていきました。
桶狭間、比叡山、そして本能寺へ。天下統一へ向かう30年の中で、二人は何度もすれ違い、互いを必要とし続けます。
ここが見どころ
夫婦劇としての構成
合戦は最小限で、大半が二人の会話です。歴史大作の体裁で、実際には夫婦の関係を追った作品という構造が特徴です。
綾瀬はるかの濃姫
武芸に長け、口が達者で、信長に一歩も引かない。従来の濃姫像とは異なる造形で、この人物が作品を牽引します。
美術と衣装
東映70周年記念作らしく、規模には金がかかっています。城のセットや衣装は見応えがあります。
この映画について:織田信長と濃姫の、30年の夫婦関係。
168分という長さに対して、扱っているのは基本的に夫婦の関係です。合戦の規模を期待すると肩透かしを食います。この期待の食い違いが、公開時の評価に影響しました。
夫婦劇としては悪くありません。とくに中盤、互いに必要としながら素直になれない時期の描写は丁寧です。
一方で、終盤の展開には賛否があります。史実との距離の取り方、とくにある場面の処理については、公開当時から議論がありました。
古沢良太の脚本は台詞に切れがありますが、時代劇の様式とは必ずしも噛み合っていません。現代的な会話に聞こえる瞬間があります。
この作品の良さ
- 夫婦の関係に絞った構成
- 綾瀬はるかによる新しい濃姫像
- 東映70周年記念作としての美術
- 30年という時間の扱い
当サイトの評価
織田信長と濃姫の、30年の夫婦関係。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 3.2 |
| 映像美 | 4.1 |
| 音楽 | 3.8 |
| 演技 | 3.7 |
| 余韻 | 3.3 |
世間ではどう評価されているか
- 上映時間
- 168 分
- 興行収入
- 24.7 億円
- 備考
- 東映70 周年記念作品
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
東映70周年記念作品として製作されました。上映時間168分、興行収入24.7億円。
合戦よりも織田信長と濃姫の夫婦関係に焦点を当てた構成が特徴で、評価は分かれました。
こんな人におすすめ
- 時代劇の夫婦劇に興味がある人
- 綾瀬はるかの演技を観たい人
- 長尺に耐えられる人
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