藪の中の黒猫KURONEKO
邦画1968年ホラー1960年代新藤兼人

藪の中の黒猫

『鬼婆』が気に入った人には確実に届きます。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
新藤兼人
音楽
林光
出演
乙羽信子、中村吉右衛門、太地喜和子
上映時間
99分
公開
1968年2月

あらすじ(ネタバレなし)

戦乱の時代。落ち武者に襲われ、母と嫁が焼き殺されます。焼け跡には黒猫がいました。

以後、羅生門の近くを通る侍が次々に殺されます。喉を噛み切られた死体が並びます。討伐を命じられたのは、戦から戻った息子でした。

ここが見どころ

宙を舞う所作

妖となった二人は、地面に足をつけずに移動します。ワイヤーと逆再生を使った独特の動きです。

竹林の屋敷

何もない藪の中に、突然屋敷が現れます。美術と照明の設計が徹底しています。

この映画について:殺された母と嫁が、猫の妖として侍を殺し続ける。

『鬼婆』と同じ監督・主演・音楽の組み合わせです。あちらが人間の恐ろしさなら、こちらは怨念の話です。

義理と怨みの板挟みという構造がきれいに組まれています。息子は最後まで選べません。

難点は、テンポが遅いことと、性的な描写があることです。

この作品の良さ

  • 宙を舞う所作
  • 竹林と屋敷の美術
  • 義理と怨みの構造

当サイトの評価

4.2/5.0

殺された母と嫁が、猫の妖として侍を殺し続ける。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.1
映像美4.8
音楽4.5
演技4.3
余韻4.5

世間ではどう評価されているか

評価
海外で再評価
IMDb
7.6 /10
監督
新藤兼人 『鬼婆』の監督

『鬼婆』と同じ新藤兼人監督・乙羽信子主演の作品で、近年、海外で再評価が進んでいます。

こんな人におすすめ

  • 『鬼婆』が好きだった人
  • 日本の怪談に興味がある人
  • 映像の美しさを求める人

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