

恋は光
設定は突飛ですが、中身は真っ当な恋愛映画です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- 小林啓一
- 原作
- 秋★枝『恋は光』
- 出演
- 神尾楓珠、西野七瀬、平祐奈、馬場ふみか
- 製作国
- 日本
- 公開
- 2022年
- ジャンル
- 恋愛
あらすじ(ネタバレなし)
大学生の西条は、恋をしている女性が光って見えるという奇妙な体質を持っています。そのせいで、恋というものを理解できずにいました。
幼なじみの北代とは気の置けない関係です。そこへ、光って見える東子という女性が現れ、彼に「恋とは何か」を一緒に考えようと持ちかけます。
さらに、西条を昔から想っていた宿木も加わります。四人の関係は、恋の定義をめぐる議論を続けながら少しずつ動いていきます。
ここが見どころ
会話の量と質
「恋とは何か」を延々と議論します。抽象的な話が続くのに退屈しないのは、台詞の書き方が優れているからです。
四人の書き分け
誰も悪役ではなく、全員に理屈があります。誰を応援するかが観客ごとに変わる設計です。
光の表現
特殊効果は控えめで、あくまで比喩として使われます。設定に頼りすぎていません。
この映画について:恋をしている女性が、光って見える男。
「恋している人が光って見える」という設定だけ聞くと、安っぽく思えます。しかし実際は、その設定をほとんど使わずに会話で押し切ります。
四人がそれぞれの言葉で恋を定義しようとし、そのたびに反証が出る。議論そのものが物語を動かすという珍しい構造です。
俳優陣も良く、特に西野七瀬が独特の掴みどころのない人物を成立させています。
難点は、大学生の会話としては理屈っぽすぎることです。現実味より、言葉の応酬を楽しむ作品と考えたほうがいい。
この作品の良さ
- 議論そのもので物語を動かす構造
- 四人全員に理屈がある書き分け
- 設定に頼りすぎない演出
- 台詞の書き方の質
当サイトの評価
恋をしている女性が、光って見える男。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.0 |
| 映像美 | 4.1 |
| 音楽 | 3.9 |
| 演技 | 3.9 |
| 余韻 | 4.0 |
世間ではどう評価されているか
- 原作
- 秋★枝 の漫画
- 監督
- 小林啓一
- 公開
- 2022 年
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
秋★枝の漫画を原作とする作品です。
会話劇としての完成度が評価され、公開規模の割に長く上映が続いた作品とされています。
こんな人におすすめ
- 会話劇が好きな人
- ひねりのある恋愛映画を探している人
- 原作漫画を読んだ人
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