鬼太郎誕生THE BIRTH OF KITARO
邦画2023年アニメ2020年代水木しげる

鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

子ども向けだと思って観ると、かなり驚きます。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
古賀豪
脚本
吉野弘幸
原作
水木しげる
声の出演
関俊彦、木内秀信、種﨑敦美
上映時間
104分
公開
2023年11月

あらすじ(ネタバレなし)

昭和31年。血液銀行に勤める水木は、上司の命令で、大企業・龍賀一族が支配する哭倉村へ向かいます。当主が死去し、後継者争いが起きているのです。

村には「M」と呼ばれる謎の物質があり、それが一族の富の源でした。よそ者を拒む村の掟と、閉ざされた血縁関係が水木を包み込みます。

そこで彼は、鬼太郎の父となる幽霊族の男「ゲゲ郎」と出会います。ゲゲ郎もまた、失踪した妻を探していました。

ここが見どころ

水木しげるの戦争体験

主人公の名は原作者に由来します。戦地での経験と、戦後の企業社会が地続きのものとして描かれます。

村の閉鎖性

横溝正史的な因習ミステリーの構造。血縁と富の維持のために何が行われてきたかが明かされます。

ゲゲ郎と水木の関係

種族も立場も違う二人の道行き。この関係が作品の中心です。

この映画について:鬼太郎が生まれる前の話。舞台は戦後間もない村。

『ゲゲゲの鬼太郎』の名を冠しながら、実質は戦後日本の権力と搾取を扱った作品です。この落差が話題を呼びました。

口コミで観客が増え、ロングラン上映となりました。原作者の戦争観を反映しようとする姿勢は評価できます。

難点は、終盤の情報量が多く駆け足になること。また、残酷な描写があり、小さな子どもには向きません。

この作品の良さ

  • 戦後社会を扱う視点
  • 因習ミステリーとしての構造
  • 二人の関係

当サイトの評価

4.0/5.0

鬼太郎が生まれる前の話。舞台は戦後間もない村。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.1
映像美4.2
音楽4.2
演技4.0
余韻4.2

世間ではどう評価されているか

国内興行収入
27.6 億円
上映
ロングラン 口コミで拡大
IMDb
7.3 /10

国内興行収入は27.6億円に達し、当初の規模を大きく超えるロングランとなりました。

テレビアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第6期の前日譚にあたります。

こんな人におすすめ

  • 鬼太郎シリーズが好きな人
  • 因習ミステリーが好きな人
  • 戦後日本を扱った作品に関心がある人

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