神は見返りを求める(2022年・邦画)のイメージ

神は見返りを求める

3.8/5当サイトの評価(5点満点)

笑いから始まって、途中から笑えなくなる種類の作品です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
吉田恵輔
出演
ムロツヨシ、岸井ゆきの、若葉竜也、吉村界人
製作国
日本
公開
2022年
ジャンル
ドラマ

あらすじ(ネタバレなし)

イベント会社に勤める田母神は、飲み会で出会った動画配信者のゆりに好意を持ちます。再生数が伸びない彼女を、無償で手伝うようになりました。

撮影も編集も引き受け、企画も考えます。やがてチャンネルは軌道に乗り始めました。

しかしゆりは、より力のある事務所と組むことを選びます。田母神は静かに切り捨てられ、そこから彼の行動が変わっていきます。

ここが見どころ

善意の正体

見返りを求めていないと言いながら、実は求めていた。誰の中にもあるものを、逃げ場なく突きつけてきます。

ムロツヨシの転換

前半の人の良さと、後半の粘着質。同じ人物のまま質が変わっていくのを演じ切っています。

どちらも悪くない構造

配信者の側にも理屈があります。被害者と加害者が入れ替わり続けるため、どこにも安全な立ち位置がありません。

この映画について:善意で手伝った男が、切り捨てられる。

吉田恵輔は『空白』などでも、正義の側に立てない状況を描いてきました。本作も同じで、観客が誰にも味方できないように作られています。

前半は軽いコメディに見えます。しかし中盤以降、善意が要求に変わり、要求が攻撃に変わる。その転換点がどこだったのか、後から考えても特定できません。

岸井ゆきのが優れています。悪意があるわけではなく、ただ自分の利益を選んだだけの人物。その普通さが怖い。

後味は良くありません。それが目的の作品なので、そのつもりで観てください。

この作品の良さ

  • 善意の裏側を突きつける主題
  • ムロツヨシの人物の変質
  • どちらも悪くない構造
  • 転換点を特定させない脚本

当サイトの評価

3.8/5.0

善意で手伝った男が、切り捨てられる。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.9
映像美3.6
音楽3.6
演技4.1
余韻3.8

世間ではどう評価されているか

監督・脚本
吉田恵輔
主演
ムロツヨシ /岸井ゆきの
公開
2022

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

『空白』『ヒメアノ〜ル』の吉田恵輔が監督・脚本を務めた作品です。

観客がどの人物にも味方できない構造が特徴で、後味の悪さを含めて評価されています。

こんな人におすすめ

  • 吉田恵輔の作品が好きな人
  • 後味の悪い作品に耐えられる人
  • 動画配信の世界に関心がある人

配信を探す

各サービスで「神は見返りを求める」を検索した結果へ移動します。配信の有無はリンク先でご確認ください(配信状況は頻繁に変わるため、当サイトでは配信中かどうかの判定はしていません)。