本心REAL MIND
邦画2024年SF2020年代平野啓一郎

本心

扱う要素は多いですが、中心にあるのは母と息子の話です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
石井裕也
原作
平野啓一郎
出演
池松壮亮、三吉彩花、田中裕子、水上恒司
上映時間
122分
公開
2024年11月

あらすじ(ネタバレなし)

近未来の日本。「自由死」が合法化されています。石川朔也は、母がそれを選ぼうとしていたことを、死後に知ります。

なぜ母は死にたかったのか。それを知るため、彼は仮想空間上に母を再現する「ヴァーチャル・フィギュア」の作成を依頼します。

再現された母は、生前と同じように話します。しかし彼女が語るのは、朔也の知っている母の言葉なのか、それとも別の何かなのか。

ここが見どころ

田中裕子の二重性

実在の母と、再現された母。同じ俳優が演じることで、境目が曖昧になります。

格差の描写

リアルアバターという職業。他人の代わりに現地へ行き、映像を送る仕事です。

自由死という設定

説明は最小限ですが、社会の空気として提示されます。

この映画について:亡くなった母を、AIで再現する。

AIによる故人の再現という設定は、いま最も現実味のある題材です。この映画は「本人らしさとは何か」という問いに、答えを出しません。

石井裕也の演出は感情を強く押し出します。そこが好みの分かれるところです。

難点は、扱う要素が多く、格差の描写がやや図式的なことです。

この作品の良さ

  • 田中裕子の二重の役
  • AIによる再現という題材
  • 格差の描写

当サイトの評価

4.0/5.0

亡くなった母を、AIで再現する。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.0
映像美4.3
音楽4.1
演技4.5
余韻4.3

世間ではどう評価されているか

原作
平野啓一郎 小説
受賞
各映画賞 ノミネート
IMDb
6.5 /10

原作は平野啓一郎の同名小説です。

生成AIによる故人の再現は、現実にも議論の対象となっている題材です。

こんな人におすすめ

  • 近未来SFが好きな人
  • AIの倫理に関心がある人
  • 母と息子の話が好きな人

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