

ハリー・ポッターと秘密の部屋
地味な作品とされがちですが、シリーズ全体を知ってから観ると印象が変わります。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- クリス・コロンバス
- 原作
- J・K・ローリング
- 出演
- ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、ケネス・ブラナー、リチャード・ハリス
- 音楽
- ジョン・ウィリアムズ
- 公開
- 2002年
あらすじ(ネタバレなし)
夏休み中のハリーのもとに、屋敷しもべ妖精ドビーが現れます。今年はホグワーツに戻ってはいけない、命に関わる、という警告でした。
警告を無視して学校に戻ったハリーですが、まもなく校内で異変が起こります。壁に「秘密の部屋が開かれた」という血文字が現れ、生徒が次々と石にされていったのです。
伝説によれば、その部屋には創設者の一人が遺した怪物が眠っているといいます。ハリーは蛇と話せる能力を持つことが知られ、犯人ではないかと疑われ始めます。
ここが見どころ
後年への仕込み
本作で登場するある品物が、シリーズ終盤で決定的な意味を持ちます。7巻分の構想がこの時点で固まっていたことが分かる作りで、通しで観るとここが効きます。
ケネス・ブラナーの怪演
自意識過剰な新任教師ロックハートを、全力で嫌味に演じています。シリーズの中でも屈指のコメディリリーフです。
リチャード・ハリスのダンブルドア
初代ダンブルドアの最後の出演作です。物静かで、どこか超然とした佇まいは、2代目とは別の魅力があります。
この映画について:シリーズがまだ、明るい冒険譚だった頃。
1作目の成功をそのまま踏襲した続編で、監督も同じクリス・コロンバスです。作風の変化はほとんどなく、安心して観られる代わりに、驚きも少ない。
上映時間が長い(160分超)割に、話の起伏は穏やかです。前半は学校生活の描写が中心で、事件が本格的に動き出すのは後半に入ってから。ここを冗長と感じる人は多いはずです。
ただ、シリーズ全体を知ってから見返すと評価が変わります。本作で何気なく置かれた要素が、7作目・8作目で決定的に効いてくる。その意味では、飛ばせない一本です。
怪物との対決を含む終盤は、子どもにはかなり怖い部類です。当時としてはCGも健闘しており、いま観ても悪くありません。
この作品の良さ
- シリーズ終盤への仕込みが置かれている
- ケネス・ブラナーによるロックハート
- リチャード・ハリスのダンブルドア
- 1作目の路線を安定して継いだ作り
当サイトの評価
シリーズがまだ、明るい冒険譚だった頃。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 3.8 |
| 映像美 | 4.3 |
| 音楽 | 4.7 |
| 演技 | 4.0 |
| 余韻 | 3.9 |
世間ではどう評価されているか
- シリーズ
- 第2作 全8作中
- 公開
- 2002 年
- 音楽
- ジョン・ウィリアムズ
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
シリーズ第2作。監督は1作目に続いてクリス・コロンバスが務めました。
本作で登場する品物が、シリーズ終盤の物語の鍵になります。当サイトでは1作目・3作目・完結編も収録しています。
こんな人におすすめ
- 1作目を観た人
- シリーズを順番に観たい人
- 後から見返して仕込みを確認したい人
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