銀河鉄道の父FATHER OF THE MILKY WAY RAILROAD
邦画2023年家族2020年代宮沢賢治

銀河鉄道の父

賢治の作品を知らなくても大丈夫です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
成島出
原作
門井慶喜
出演
役所広司、菅田将暉、森七菜、田中泯
上映時間
128分
公開
2023年5月

あらすじ(ネタバレなし)

明治時代の岩手県花巻。質屋を営む宮沢政次郎には、長男の賢治がいます。家業を継がせるつもりでしたが、息子は農業や宗教、そして童話に関心を向けます。

父は厳格であろうとしますが、息子が病気になれば取り乱し、事業に失敗すれば金を出してしまいます。

賢治は生前、ほとんど評価されませんでした。妹トシの死をきっかけに、彼の創作は変わっていきます。

ここが見どころ

役所広司の父

厳しくありたいのに甘くなってしまう。この揺れが作品の中心にあります。

妹トシの場面

森七菜が演じる妹。『永訣の朝』の背景として、この関係が描かれます。

臨終の朗読

終盤、父が息子の作品を読む場面。この一点のためにこの映画があります。

この映画について:宮沢賢治を、父親の側から見る。

宮沢賢治の伝記ではなく、あくまで父親の物語として作られているのが良い判断です。天才の内面を描こうとしていません。

史実との差はあります。父・政次郎の実像はより厳格だったとする記述もあり、劇的効果のための脚色は含まれます。

難点は、感動的な演出がやや強いことと、128分がやや長いことです。

この作品の良さ

  • 父親の側から描く視点
  • 役所広司の演技
  • 終盤の朗読

当サイトの評価

4.0/5.0

宮沢賢治を、父親の側から見る。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.0
映像美4.2
音楽4.0
演技4.6
余韻4.2

世間ではどう評価されているか

原作
直木賞 門井慶喜
日本アカデミー賞
ノミネート 複数部門
IMDb
6.6 /10

原作は第158回直木賞を受賞した門井慶喜の小説です。

宮沢賢治は生前、作品がほとんど売れず、詩集と童話集を各一冊自費出版したのみでした。

こんな人におすすめ

  • 宮沢賢治に関心がある人
  • 父と息子の話が好きな人
  • 役所広司の演技を観たい人

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