THE SHELL
GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊
海外での評価が非常に高い作品です。ただし、娯楽アクションを期待すると違います。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- 押井守
- 原作
- 士郎正宗
- 音楽
- 川井憲次
- 制作
- Production I.G
- 声の出演
- 田中敦子、大塚明夫、山寺宏一
- 上映時間
- 83分
- 公開
- 1995年11月
あらすじ(ネタバレなし)
2029年。脳以外のすべてを義体化した公安9課の捜査官・草薙素子は、電脳をハッキングして人を操る「人形使い」と呼ばれる犯罪者を追っています。
捜査を進めるうち、人形使いの正体が、政府機関が生み出したプログラムそのものであることが分かってきます。自らを生命体だと主張するそれは、素子に「融合」を持ちかけます。
ここが見どころ
都市の描写
香港をモデルにした街を、台詞なしで数分にわたって映し続けます。物語を止めてまで街を見せるという判断が、作品の質感を決めています。
川井憲次の音楽
民謡的な合唱を用いた主題歌。近未来の映像に古い響きを当てるという選択が、独特の不気味さを生んでいます。
この映画について:電脳と義体の世界で、自分が自分である根拠を探す。
アクション作品として観ると、戦闘は短く、議論の時間が長い。扱われているのは「記憶も身体も交換可能なら、自分とは何か」という一点です。
83分に対して情報量が多く、専門用語も多い。初見で全部を理解するのは難しいと思います。ただ、映像と音楽の力で分からないまま最後まで行けます。
難点は、素子の裸体の描写が多いことと、それが物語上の必然と釣り合っているか疑問が残る点です。ここは公開当時から指摘されている部分です。
この作品の良さ
- 物語を止めて街を見せる判断
- 川井憲次の音楽
- 83分に議論を凝縮した構成
当サイトの評価
電脳と義体の世界で、自分が自分である根拠を探す。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.4 |
| 映像美 | 5.0 |
| 音楽 | 4.9 |
| 演技 | 4.2 |
| 余韻 | 4.8 |
世間ではどう評価されているか
- 海外
- 高評価 『マトリックス』などに影響
- IMDb
- 7.9 /10
- 制作
- Production I.G 国際的に注目された
国内より海外での評価が先行した作品です。『マトリックス』のウォシャウスキー姉妹が影響を公言していることをはじめ、以降のSF映像作品への影響は非常に大きなものがあります。
こんな人におすすめ
- SFアニメの代表作を押さえたい人
- 都市の描写を味わいたい人
- 『マトリックス』のルーツを知りたい人
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