フランシス・ハFRANCES HA
フランシス・ハ
86分。落ち込んだときに効く映画です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- ノア・バームバック
- 脚本
- バームバック、グレタ・ガーウィグ
- 出演
- グレタ・ガーウィグ、ミッキー・サムナー
- 製作国
- アメリカ
- 上映時間
- 86分
- 公開
- 2014年(日本)
あらすじ(ネタバレなし)
ニューヨーク。27歳のフランシスは、ダンスカンパニーの見習いです。公演に立てる見込みは薄く、収入もほとんどありません。
親友のソフィーとルームシェアをしていましたが、彼女が別の場所に引っ越すことになります。フランシスは行き場を失い、知人の部屋を転々とし始めます。
実家に帰り、母校を訪ね、パリに二日間だけ行き、また戻ってくる。何も好転しないまま、時間だけが過ぎていきます。
ここが見どころ
モノクロの撮影
デジタルで撮った映像をモノクロに仕上げています。ヌーヴェル・ヴァーグへの参照が明確です。
路上を走る場面
デヴィッド・ボウイ『Modern Love』に乗せて街を駆け抜ける一連。理由もなく走ります。
最後の名札
題名の意味が明かされる幕切れ。小さいけれど、これ以上ない着地です。
この映画について:27歳、ダンサー志望、家なし。それでも走る。
この映画は、主人公を成功させません。夢をあきらめる過程を、敗北ではなく調整として描くという手つきが優れています。
グレタ・ガーウィグは共同脚本も担当しており、後に『レディ・バード』で監督業に進みます。この作品はその出発点として重要です。
難点は、主人公が空気を読まない場面が続き、観ていて居心地が悪くなること。ディナーの場面などは、かなり痛い。
この作品の良さ
- モノクロの画作り
- 夢の手放し方の描き方
- 86分という潔さ
当サイトの評価
4.2/5.0
27歳、ダンサー志望、家なし。それでも走る。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.4 |
| 映像美 | 4.4 |
| 音楽 | 4.4 |
| 演技 | 4.5 |
| 余韻 | 4.3 |
世間ではどう評価されているか
- 受賞
- 各映画祭 独立系作品として高評価
- IMDb
- 7.4 /10
- 上映時間
- 86分
独立系作品として高く評価され、グレタ・ガーウィグの俳優・脚本家としての地位を確立した一本です。
彼女は後に『レディ・バード』(2017年)で単独監督デビューしています。
こんな人におすすめ
- 短くて元気の出る映画を探している人
- ニューヨークが舞台の話が好きな人
- うまくいっていない時期の人
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