TRANSLATION
ファインディング・ニモ
子どもより、むしろ親が刺さる映画です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- アンドリュー・スタントン
- 音楽
- トーマス・ニューマン
- 声の出演
- アルバート・ブルックス、エレン・デジェネレス
- 製作国
- アメリカ
- 上映時間
- 100分
- 公開
- 2003年12月(日本)
あらすじ(ネタバレなし)
グレートバリアリーフ。カクレクマノミのマーリンは、かつて妻と大量の卵を失った経験から、たった一匹残った息子ニモを過剰に守って育てています。
初登校の日、父の心配を振り切って泳ぎ出したニモは、人間のダイバーに捕らえられてしまいます。連れ去られた先はシドニーの歯科医院の水槽でした。
マーリンは息子を追って外洋へ出ます。道中で出会うのは、数秒前のことを忘れてしまうナンヨウハギのドリーでした。
ここが見どころ
水の表現
光の屈折、浮遊物、深度による色の変化。この作品以降、CGアニメの水中描写の基準が変わりました。
ドリーという発明
記憶が続かないという設定を、笑いにも切なさにも使い分けます。単なる賑やかしになっていません。
水槽の側の物語
ニモ側にも独立した脱出劇があり、二本の線が並走します。子どもが自分で状況を打開するという筋が、主題と噛み合っています。
この映画について:心配性の父親が、海を横断して息子を探しに行く。
この映画の主題は「守りすぎる親が、子どもを信じられるようになるまで」です。冒険の目的地は息子ですが、変わるのは父親のほうという構造がきれいに組まれています。
終盤、マーリンがドリーに言われる台詞で作品全体が回収されます。教訓を直接語らせているのに、押し付けがましくない。
難点は、道中のエピソードがやや多く、中盤で足が止まることです。
この作品の良さ
- 水中表現の水準
- 父と息子の主題の一貫性
- ドリーの造形
当サイトの評価
心配性の父親が、海を横断して息子を探しに行く。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.5 |
| 映像美 | 4.7 |
| 音楽 | 4.2 |
| 演技 | 4.3 |
| 余韻 | 4.3 |
世間ではどう評価されているか
- アカデミー賞
- 長編アニメ映画賞 2004年
- IMDb
- 8.2 /10
- 続編
- 2016年 『ドリー』
第76回アカデミー賞で長編アニメ映画賞を受賞しました。
2016年には続編『ファインディング・ドリー』が公開されています。
こんな人におすすめ
- 家族で観たい人
- 子育て中の人
- CGアニメの技術史に興味がある人
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